防犯大会も佳境に入りいよいよ準決勝・決勝のダブルヘッダーなんである。
ベスト4に残ったのは、モンスターズ・ウルフ・サンダース、そしてフレンズなんであった。モンスターズVSウルフは激戦の末、大方の予想を覆してモンスターズが大金星を獲得したのだった。(モンタさん失礼な物言いお許し下され)あのウルフに土がついたんである。まさに全勝街道ましぐらの横綱千代の富士が、14日目で大関との一番で土俵から転げ落ちたかのように。.....ウルフだけに。おそらく公式戦で宮前のチームに負けたのは昨年からカウントすれば、恐ろしいくらいぶりの敗戦になったはずだ。
「ウルフついに敗戦!」なんてゆう新聞号外が宮前平駅頭で配付されたに違いないのだが、それにしてもモンタの芯が強い戦いぶりにはエールを送りたい。試合後、大歓喜に湧くモンタと対照的にウルフナインがみな号泣していたのが印象的だった。
さて準決勝2戦目はサンダース対フレンズ。過日ノーヒットノーラン試合をFのKyohが演じたけれど、相手は老獪な名将Matsui監督率いるSである。油断は出来ない。
さて筆者はスコアラーなんであった。カメラ禁止なんである。スコアラーなら致し方ないが、少年野球ブロガーにとってはまるで、鎖で手足を繋がれた牢獄の囚人なんである。よって例によって試合前と試合後の写真しかない。
上の写真からいきなり下の写真になっちゃうのだった。
先発はFは決勝を見据えてのKyoh、SはOkiくんだった。
初回裏Fは2得点、更に2回にも2点を入れて4:0と差を広げた。
対するSは2回にAyanoの目の覚めるような痛烈センター前ヒットが出るものの無得点。しかし3回には途切れがちながらも3本の安打で2得点。4:2となる。
更に終盤5回にはTodorokiくんの安打をきっかけに3番Ogasawaraくんがタイムリーで返し1点差の4:3まで迫り来るサンダース軍団。
しかしその裏Fは失策に加えKohki、Kyohの2本の安打で4点加点し引き離しに成功。
結果8:3でフレンズが決勝進出となったのだった。
いよいよ決勝戦である。晴天のもと目を細めて選手らを見つめるYanagisawa代表。
その顔に刻まれた深い皺の数はそのままフレンズの歴史を物語るのだった。
決勝戦ならではの試合前の選手挨拶。両チームともに、子どものどこか嬉しげな誇らしげなはにかんだ笑顔は見ていて良いものだ。
Fからのウグイス嬢は「フレンズのアンジェラ・アキ」と言われるWakamiya母。
運営はやたらと真剣な目をして仕事に埋没してるフリをしているToyodaオヤジなんである。(ジョーダン。本当はみんな知っている、彼は真摯で心から真面目な男であることを)
モンタはGaun監督始め、しいて言うなら「ちょいワルオヤジ軍団」なんである。
(モンタを見ると故笠原さんを想起するのは筆者だけだろうか)
選手挨拶に続き審判団から挨拶。主審はジュニアの部の審判を終えたばかりのYoshikawaさん。気転を利かしてYさんも大声で「はいっ!一生懸命頑張りまああああす」
場内から爆笑。更にKatsugeさんも負けじとその5倍の大声で「はいっ!一生懸命頑張りまああああす」場内ちょっと引いちゃうくらいの素晴らしい大音声(だいおんじょう)であった。
初回表のFの攻撃は大勢を決定づけるかのような猛攻なんであった。長短併せて5安打で一気呵成のスタートダッシュの8得点。歓喜に沸くフレンズであったが、筆者は先のウルフ戦で見せたMの骨太の試合運びのイメージがあったし、まだ初回だったこともあってココロは冷静なんであった。もちろん外野カメラマン席でファインダーをのぞきながら、加点するたびに声にだして「おっしゃー!」とガッツポーズしたのは言うまでもないが。
Mも苦しい展開ながらベンチや選手や応援団席の父母たちは一所懸命、一枚岩となっていた。
ここからは点景をコラージュした写真で試合展開をご想像されたしなんである。
終盤満を持してマウンドに登場するはMorishitaくん。おそらく今季宮前ではNo.1の豪腕投手であろう。本部席の連盟お歴々が分析するまでもなく、制球力が備わったらそうそう打てる投手ではなくなるのは火を見るよりも明らか。すでに秋季大会あたりに大化けした彼の姿を想像し、戦慄を覚える筆者なんである。
しかしF軍には総合力という何にも代え難い武器があるんである。
Fは3回1点、4回にはダメ押しとも言える4得点で結果13:0の圧勝であった。もしダブルヘッダーの呪縛がなく、決勝でMorishitaくんが来たら結果は分からなかったかもしれない。Mは決勝よりもウルフ戦の準決をメインターゲットに見据えての、晴れて上部大会進出を果たしたのだった。
快進撃が止まらない。
いつかはブレーキがかかることもあるだろう。でも今はがむしゃらに目の前の闘いに邁進するしかないフレンズなんである。
ブログタイトルはぴかりと天から降りてきて瞬時に決まることもあれば、タイトルを考えあぐねて10分くらい沈思黙考することもある。
グリーンカップ、村山実杯、防犯大会とビッグタイトルを連勝しちゃったからには、今回はこう名付けた。
「破竹の三連勝」
昔観たTVアニメ「巨人の星」の何話目かのタイトルが、巨人黄金期川上監督時代の「破竹の9連勝」だった。これに倣った(ならった)のである。