新有馬フレンズHP&BLOG

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有馬フレンズ公式WebSite

少年野球「晴耕雨読」BLOG

☆有馬フレンズ チームプロフィール ☆

当チームは、昭和55年有馬地区で結成され、今年で創部32年目を迎える軟式少年野球チームです。毎週土・日曜など有馬小と西有馬小の校庭を中心に元気いっぱい練習していますが、お父さんお母さん達も子どもに負けないくらい一緒に野球を楽しんでいます。子どもをサポートする大人同士のチームワークもバッチリです。
活動内容は上記練習のほか、宮前区の各種大会(年間5~7)や他の大会に参加しています。また野球以外には、夏合宿やボーリング大会などのレクリエーションなども盛んに行っており、子どもたちの交流も楽しそうです。
「百聞(文)は一見にしかず」
親子はもちろんのこと本人だけでもOK、是非一度グランドへ遊びに来てみませんか。いつでも歓迎します。(練習や試合の時間・場所などご確認の上お越しください。)
過去の主な成績
★川崎市および宮前区各種大会において、優勝・準優勝多数
★マクドナルド杯神奈川県大会:優勝 
★全日本学童神奈川県大会:準優勝
★関東団地野球リーグ:優勝     
★川崎北シニア藤峯杯:優勝
※所属 宮前区少年野球連盟 
※チームは小学校の活動とは関係ありません

2015年5月20日水曜日

破竹の三連勝

※少年野球「晴耕雨読」から転載

防犯大会も佳境に入りいよいよ準決勝・決勝のダブルヘッダーなんである。
ベスト4に残ったのは、モンスターズ・ウルフ・サンダース、そしてフレンズなんであった。モンスターズVSウルフは激戦の末、大方の予想を覆してモンスターズが大金星を獲得したのだった。(モンタさん失礼な物言いお許し下され)あのウルフに土がついたんである。まさに全勝街道ましぐらの横綱千代の富士が、14日目で大関との一番で土俵から転げ落ちたかのように。.....ウルフだけに。おそらく公式戦で宮前のチームに負けたのは昨年からカウントすれば、恐ろしいくらいぶりの敗戦になったはずだ。
「ウルフついに敗戦!」なんてゆう新聞号外が宮前平駅頭で配付されたに違いないのだが、それにしてもモンタの芯が強い戦いぶりにはエールを送りたい。試合後、大歓喜に湧くモンタと対照的にウルフナインがみな号泣していたのが印象的だった。

さて準決勝2戦目はサンダース対フレンズ。過日ノーヒットノーラン試合をFのKyohが演じたけれど、相手は老獪な名将Matsui監督率いるSである。油断は出来ない。

さて筆者はスコアラーなんであった。カメラ禁止なんである。スコアラーなら致し方ないが、少年野球ブロガーにとってはまるで、鎖で手足を繋がれた牢獄の囚人なんである。よって例によって試合前と試合後の写真しかない。
上の写真からいきなり下の写真になっちゃうのだった。

先発はFは決勝を見据えてのKyoh、SはOkiくんだった。
初回裏Fは2得点、更に2回にも2点を入れて4:0と差を広げた。
対するSは2回にAyanoの目の覚めるような痛烈センター前ヒットが出るものの無得点。しかし3回には途切れがちながらも3本の安打で2得点。4:2となる。
更に終盤5回にはTodorokiくんの安打をきっかけに3番Ogasawaraくんがタイムリーで返し1点差の4:3まで迫り来るサンダース軍団。
しかしその裏Fは失策に加えKohki、Kyohの2本の安打で4点加点し引き離しに成功。
結果8:3でフレンズが決勝進出となったのだった。

いよいよ決勝戦である。晴天のもと目を細めて選手らを見つめるYanagisawa代表。
その顔に刻まれた深い皺の数はそのままフレンズの歴史を物語るのだった。

決勝戦ならではの試合前の選手挨拶。両チームともに、子どものどこか嬉しげな誇らしげなはにかんだ笑顔は見ていて良いものだ。
Fからのウグイス嬢は「フレンズのアンジェラ・アキ」と言われるWakamiya母。
運営はやたらと真剣な目をして仕事に埋没してるフリをしているToyodaオヤジなんである。(ジョーダン。本当はみんな知っている、彼は真摯で心から真面目な男であることを)
モンタはGaun監督始め、しいて言うなら「ちょいワルオヤジ軍団」なんである。
(モンタを見ると故笠原さんを想起するのは筆者だけだろうか)


選手挨拶に続き審判団から挨拶。主審はジュニアの部の審判を終えたばかりのYoshikawaさん。気転を利かしてYさんも大声で「はいっ!一生懸命頑張りまああああす」
場内から爆笑。更にKatsugeさんも負けじとその5倍の大声で「はいっ!一生懸命頑張りまああああす」場内ちょっと引いちゃうくらいの素晴らしい大音声(だいおんじょう)であった。

初回表のFの攻撃は大勢を決定づけるかのような猛攻なんであった。長短併せて5安打で一気呵成のスタートダッシュの8得点。歓喜に沸くフレンズであったが、筆者は先のウルフ戦で見せたMの骨太の試合運びのイメージがあったし、まだ初回だったこともあってココロは冷静なんであった。もちろん外野カメラマン席でファインダーをのぞきながら、加点するたびに声にだして「おっしゃー!」とガッツポーズしたのは言うまでもないが。

Mも苦しい展開ながらベンチや選手や応援団席の父母たちは一所懸命、一枚岩となっていた。


ここからは点景をコラージュした写真で試合展開をご想像されたしなんである。



終盤満を持してマウンドに登場するはMorishitaくん。おそらく今季宮前ではNo.1の豪腕投手であろう。本部席の連盟お歴々が分析するまでもなく、制球力が備わったらそうそう打てる投手ではなくなるのは火を見るよりも明らか。すでに秋季大会あたりに大化けした彼の姿を想像し、戦慄を覚える筆者なんである。
しかしF軍には総合力という何にも代え難い武器があるんである。

Fは3回1点、4回にはダメ押しとも言える4得点で結果13:0の圧勝であった。もしダブルヘッダーの呪縛がなく、決勝でMorishitaくんが来たら結果は分からなかったかもしれない。Mは決勝よりもウルフ戦の準決をメインターゲットに見据えての、晴れて上部大会進出を果たしたのだった。

快進撃が止まらない。
いつかはブレーキがかかることもあるだろう。でも今はがむしゃらに目の前の闘いに邁進するしかないフレンズなんである。

ブログタイトルはぴかりと天から降りてきて瞬時に決まることもあれば、タイトルを考えあぐねて10分くらい沈思黙考することもある。
グリーンカップ、村山実杯、防犯大会とビッグタイトルを連勝しちゃったからには、今回はこう名付けた。
「破竹の三連勝」
昔観たTVアニメ「巨人の星」の何話目かのタイトルが、巨人黄金期川上監督時代の「破竹の9連勝」だった。これに倣った(ならった)のである。
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キミは満塁弾を見たことがあるか?


※少年野球「晴耕雨読」から

何しろ防犯大会初戦及び2回戦の怒濤の執筆なんである。これまた時間がなくよほど飛ばそうかと思ったのだけれど、少しでも記録に残したいのと、せっかく撮った写真をこのまま闇に葬っては写真が可哀想なんだからなんである。
その代わり文章は今度こそザックリ行くと己に誓いつつ、ココロを鬼にしてペンを執る筆者なんである。

初戦は野川台フォルコンズ戦。ここ数ヶ月でこのフォルコンズから一挙Queens姫が3名入ってきたんである。なんという快挙であろうことか!これほど嬉しいことはないのだった。これでQが一勝でもすれば盆と正月が一緒にやってきたようなものだ。

試合前のグランド整備にスタンバっているフレンズオヤジ軍団。男にしかわからないジョークで盛り上がっているんであろうか。
5年連合Hirata監督も本年度のリサーチですでにあちこちを見回っているんである。真剣な眼差しが選手たちに注がれる。

Watanabe監督率いるフォルコンズ軍団。昨年連合でも知り合ったTanakaコーチもベンチ入り。フォルコンズナインも奮闘する。

スコアはF軍が誇る優秀なるスコアラー部員に任せて、筆者はセンター方向からレンズを向ける。このアングルは普通なかなか撮れないであろうから面白いのである。一直線上に白いボールを中心に何人もの人物が画角に納まるんであった。

昨年ユニフォームも帽子もロゴも全て一新のフォルコンズ。グランドに眩しく映えるのは何も天候が晴天だったからだけではないだろう。

初戦はフレンズが突破した。
まずは一勝である。
++++++++++++++++++++++++++
GW明けて翌週日曜は2回戦。馬絹メイツ戦であった。前のフォルコンズもこのメイツもフレンズの近隣チームである。会場は少年野球のメッカ第一公園ドーム。
これまたセンター方向からシャッターを切る。筆者は考えたんである。序盤はセンターから撮って中盤は各方面へ徘徊し最後にはベンチ付近で撮ると良いと。なぜなら最後勝った瞬間に外野などの遠方にいると、歓喜の瞬間を皆と共有出来ないからだ。昨年あたりからこのローテーションが最良だと気づいたのだった。

先のフォルコンズ戦でも書いたけれど外野からのショットは、父母たちはなかなか撮ろうとしないので、このブログに載る正面を撮った写真に、我が子の意外な表情とかに新鮮な感覚を持たれるのではないだろうか。カメラを持って外野をうろちょろするのは、筆者といつもウェストポーチ姿のサンダースのTakahashiさんくらいだろう。

ここでまったり撮っていると、しばらくして電話がかかってきた。連盟Nishiharaさんからだ。更にSatohさんも駆けつけてきた。いったいナニか?
センターからフェンス近くでカメラを向けると打者の視界に入り集中出来ない怖れがあるからだった。またレンズに光が反射して眩しくなる可能性もあるだろうし....。
反省...。ましてや連盟広報の帽子ならまだしもFの帽子をかぶっていたんでは尚更というものだ。50過ぎてジジイになっても尚、日々反省の半生を送る私なんである。

但し外野奥の森の中の大観衆の中に引っ込めばOKとのこと。下の写真1は標準で撮ったもの。2は少しアップにして。3はかなりアップにして。4は光学ズームを超えてデジタルズームで更にズームアップ。うーん、一眼レフが欲しい。

試合はFが初回Ruiのいきなりの二塁打で出塁しShohgoが送り、更にBKなどで2得点。
Mも食らいつくものの1本の安打が出ずに苦戦する展開に。デッドボールをよけるために牛若丸のように宙を舞うMの選手。こんなショットもここからならでは。

4回はFの超ビッグイニングになったんである。
1死後、9番4年生イケメンShohmaがタイムリーで1点、その後トップに返り塁を埋めて行くF打線。満塁となった場面でついに登場したのが3番キャッチャーYui。ここ「晴耕雨読」でお馴染みとなった大師球場で対ウルフ戦で2本のホームランを打っているスラッガーなんである。
筆者は今年何本も彼のホームランを見ているが、願いはこの聖地第一公園でのそれなんである。ここで打ってこそ本物という価値観は崩し難い。

.....(Yui、ここで打ってみろ!)....ファインダー越しに念じた。

肩がぴくりと反応するのを見逃さずシャッターを切った。(下はその瞬間の写真)
私の、いやチーム全員の思いが通じたのだろうか。
こともあろうに第一球目、初球ストライクを見事に振り抜いた一撃。白球はライト線の上空を高々と気持ちよく舞い上がり、素敵な円弧を描いてフェンスの向こう側へ着弾したのだった。
グランドスラム。満塁ホームランというやつを初めて見た。
怒濤の歓喜に湧くフレンズベンチ、応援席の父母たち。
あとで彼に訊いてみた。
「Yui、おまえもしかして初球から狙っていたんだろ?」
「あっ、はい。真ん中に来たんで....」
ヤツは照れることはあっても傲慢さのカケラもなく、いつもの謙虚な姿勢で朴訥に答えてくれたのだった。

結果はこの回に7得点、合計9:0でFのコールド勝利。
更にまたしても主将でエースRuiが完投完封ノーヒットノーランの快投を演じたことも忘れてはならない。一般論で言うところの強いチームが圧勝で勝つときのパターンはこういうものなのだろうか。筆者の記憶が確かならばフレンズがこんなチームになれたのは100万年ぶりじゃないかと思う。

++++++++++++++++++++++++
これを書いているのは5/16土曜の夜。明日はもう防犯大会の準決勝・決勝なんである。
その前に間に合って良かった。力を振り絞って書きあげて良かった。
明日の結果はいかに....。
それにまだQueensのBBQ中止からの決起会ブログも書かねばならぬ今日この頃なんであった。

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2015年5月12日火曜日

冠まであともうひとつ


※少年野球「晴耕雨読」から転載
今日はすでに5/10日曜日。焦っているんである。とっても。既にここ数週間の怒濤の大会、試合のブログネタ、写真が山積しちゃって足の踏み場もないほどだ。しかし時間は待ってくれない。どんどん過去と現実のギャップが大きくなっていくのである。
しかもであった。今日帰宅して夜、クライアントからメールが届いた。連休明けから始まる仕事の依頼であった。滋賀県のアウトレットモールの、某スーパーブランドのテナント設計。参ったぞ。

というわけで取り急ぎ、5/3に行われた村山実杯の準決勝なんである。いっそ割愛して決勝戦へワープしちゃうかと思ったけれど、やはりどーにも外せないわけで。しかし、写真はいつものソフトを使わず簡易的な写真ソフトでさっくり行きたい。

この日は筆者にとっても或いは宮前連盟にとっても更にはQueens、いろんな関係者にとって特別。故笠原さんのために急遽筆者からチームLINEへ提案、ご遺族が密葬にしたのに出しゃばった真似をして良いものか逡巡したが、連盟会長Sohmaさんへお伺いを立ててのち決断した。「喪章を付けて試合に臨もう」と。監督が対戦他チームへの根回しをやり、母たちは時間のない中ユニフォームに喪章を縫い込むことを快諾、電光石火のネットワークで実現した。大人も全員喪章を。Kさんがけらけら笑いながら「やめてよ〜テッシー」なんて声が天から聞こえてきたが、かまうもんか。

対する相手はMatsui監督率いる強豪向丘サンダース。ここにはすでにQueensの柱となったAyaがいる。サンダースでも立派な主軸である。きりりとした横顔が眩しい。更にQueens繋がりでOBのIchikaと母、おばあちゃんも応援に駆けつけてくれた。

試合は初回四球で出塁のRuiを3,4番のタイムリーで返し3点先制する理想のパターン。
長距離ヒッターYuiが打席に立つとS軍ベンチは外野をバックさせる。これはすでにお馴染みになった光景だ。Fにとっては光栄なことである。Yuiはそのバックされた守備の更に後ろを目指して打て。
先発マウンドはまだあどけない可愛い顔したKyoh。これがのちに快挙を成し遂げる。

Fは3回に1点加点、途中Ayaがマウンドに登板するも、更にF打線は最終回5回にダメ押しの3点を奪取。反省点は下位打線からでも出塁しトップに繋げるように出来ないと、上部大会に行けば通用しない。時にそれが実現することもあるが、今回はダメだった。

特筆はあの強豪サンダース相手に非力ではあるけれど投手Kyohが四球2個ながらノーヒットノーランを達成したんである。今年のFは強力打線がとかく喧伝(けんでん)されがちだが、今日はキョウを褒めてやりたい。思わず抱きしめてチューしたくなったほどだ。
結果は7:0の5回コールド。

これで決勝進出が決定。
さてこの試合の前のもうひとつの準決勝はあのウルフ....。
富士見台ウルフと再三の決戦になるかと思ったのだが、番狂わせが起きた。
ウルフが負けたんである。あのウルフが。ビハインドで迎えた最終回、筆者は周囲に断言した。「絶対この回逆転勝利するよ、ウルフは」
しかしあにはからんや、なんであった。ウルフは今季初黒星。凄く残念なようなホッとしたような複雑な気分。

Wヘッダー頂上決戦はウルフではなく、これまた強豪南生田ウィングスとの闘いがこのあと待っていたんである。
その決勝ブログはまたいずれなんであった。
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2015年5月9日土曜日

大舞台のちいさな勇者たち


※少年野球「晴耕雨読」から転載
前回ブログをお読みでない読者諸賢は、ここを読む前に下の「激闘の空中戦」を読まれてからこちらを読むことをお勧めしたいと思う、黄金週間終盤を迎えた今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか?毎年GWは半分くらいは仕事で野球に行けないのであるが、今年はうまく休むことが出来てる。しかし仕事は休みでも少年野球とブログには休みはないんであった。

閉会式なんである。今大会では宮前少年野球連盟からもSohma会長を始め大勢の方たちが応援に駆けつけていただいた。ヤングホークスのIshikuraさんの顔も発見。川崎の中でも宮前は、こーゆー熱いオトコたちが少年野球を支えていることに今更ながら思い至るわけであった。

優勝は富士見台ウルフ少年野球クラブ。
準優勝は我が有馬フレンズ。
リベンジを誓うこととは別に、素直に名将Ogasawara監督率いるウルフに敬意を表したい。常勝軍団には常勝するだけの理由があるはずだ。その王者を今までは地に這いつくばって見上げていたのが、今日は同じ雲の上で同列に並んでいる。ヤツらの勇姿を誇りに思う。

最優秀選手賞はウルフOgasawaraくん。5年生ながら今や押しも押されぬウルフのキーマンであり、O監督のお孫さんである。小さい低学年の頃からこのブログでも幾度か紹介してきた。フレンズの普段辛口のYanagisawa代表も絶賛するスーパー小学生である。
敢闘賞はフレンズから一名。決勝1試合に豪快なツーランを2本も放ったYui。オヤジはバスケのコーチとフレンズの事務局を兼任する180cm越えの体育会系、母はスーパーモデル級のスタイルを持つ。その恵まれた体格にミートセンスが加わりYuiは今年に入りますます進化している。ゲーム中自らタイムをかけてマウンドに行くメンタル的にもオトナな面も併せ持つキャッチャーだ。しかし県大会、関東大会レベルになれば彼ほどの打者はゴロゴロいくらでもいる。それを忘れず精進して欲しい。

母たちも手伝ってメダルの授与。ズシリと重い。

今更ながら気がついた。筆者もまだまだ日々勉強である。行進のシーンをさんざん撮ってきたのにこの俺、テイタラクめ。
行進のシーンをカメラを構えたホームベースに最大限近づいた時にシャッターを切るのは間違いなんである。その時は先頭選手たちは足元のラインを踏まないようにどうしても下を向くものだ。すると下の画のようになってしまうのである。なんだか下を向いて暗い画になっちゃうのだった。ホームから5m手前くらいに差し掛かったところで撮ることがベストなんであった。

記念撮影。まずはウルフから。統制が取れて相変わらずピシリとしているではないか。指導が行き届いているし、記念撮影慣れしていると言ってしまえばそれまでだが、相変わらず流石である。


対してフレンズ。こちらはこれでもまだ良くなったほうである。しかしこんなちょっとバランスの悪い個性豊かなナインが私は好きだ。

余談。
今年フレンズ歴9年目を迎えるAkane母。手作りのフェルトで応援ウチワを作った。チーム選手全員分である。こういうオトナたちが子どもらを支えていることにも言及して今日は終わりたい。
このあとの翌日日曜には「村山実杯」の準決・決勝があった。これも感動の試合となったわけだが、まだ書けないでいる。野球ネタが溜まっても現実のスケジュールは待ってはくれないんである。
明日はいよいよ防犯大会である。息つく暇もない怒濤の2015年5月なのだった。
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激闘の空中戦


※少年野球「晴耕雨読」から転載
あの日からまだ3日と経っていないのに、もう遠い過去のような気がするのは私だけだろうか。このところ怒濤の内容の濃い連休日程を過ごしているせいであろうか。
このブログは昨晩写真編集を終えて、今日5日午後のグリーンカップ決勝戦までのあいだ、珍しく日中に書いているんである。ちょっと調子が狂うかもしれない。

5月2日高円宮賜杯川崎大会なんであった。午前に互いにとんでもない試合内容の準決勝を勝ち上がってきたのは、有馬フレンズと富士見台ウルフ。奇しくも決勝は宮前対決となった。連盟的には来年度はここへ宮前から4チームの参加枠を確保出来たことで良かったことに違いない。しかし、フレンズ的にはそれよりも「因縁の対決」なんである。昨年の新人戦決勝では苦杯を舐めさせられ準優勝。今年の宮前春季大会決勝でもウルフの力量に圧倒されて準優勝に甘んじた。そして互いに川崎を勝ち上がりこうしてまた決勝で相まみえることになったのを、「因縁の」と呼ばずしてなんと言うのだろうか。

準決勝でエースを使ったフレンズは決勝では2番手Kyohが登板。Ruiほどの力強さはないものの、制球力が売りの、チームにとっては大事な存在だ。対するウルフ先発投手はShimadaくん。筆者の見方ではあるが、ウルフの投手陣はどれをとってもさほど力の差はなく、誤解を恐れず極端に言えば誰を先発に起用しても良いくらいの優良粒ぞろいなんである。
プレーボール!

1回表W先頭打者Ogasawaraくんが真骨頂を発揮。いきなりの好球必打でレフトオーバーの二塁打で出塁、3番Shirotaniくんのライト前タイムリーで早くも先制する。
しかしその裏FはShohgoも負けじと左中間を破る二塁打を放つと、どかりと打席に立った4番Hajimeが、なんと特大の5万の大観衆が待つレフトスタンドへ突き刺さるツーランホームランで一挙逆転。これが今日の空中戦乱打戦の始まりになろうとは誰が想像しただろうか。

2回にはWは無安打ながらFの失策四球がらみでまたしても逆転し3:2。更に3回にもShirotaniくんが単打で出塁するとWP三盗などでまた1点加点、4:2となる。ミスによる失点が続きFに少し暗雲がたれ込めるのだったが、その裏.....。

ところで大師球場には休日となると自転車で観戦にやってくる近所のオジサンが名物だ。目を細めながら少年たちの熱戦をのんびり観戦するのは、筆者も本当の「晴耕雨読」的生活になったなら、やってみたいことのひとつではある。今日もたくさんの観戦者がいた。中にはネットから首を突っ込みグランドへ身を乗り出して観ている者、更にこともあろうに4人で徒党を組んで外野芝生を闊歩しちゃう輩まで出没しているんであった。
ほれ、これが証拠写真(^-^)

閑話休題。そんなオッサンたちをライトスタンドから見ていた筆者付近へ砲弾が飛んできたのだった。
....暗雲がたれ込めるのだったが、3回その裏.....。なんであった。
その裏3回Fの攻撃。Shohgo出塁のあとの3番眠れる獅子、アジアの大砲Ruiのバットにようやく火がついた。2B2Sからの6球目を強振した打球は高々と宙を舞い上がりライトスタンドへ着弾したのである。歓喜に沸くF軍ベンチ&ギャラリー応援席。
これで起死回生の4:4の同点だ。更に堅守速攻ウルフにしては珍しくエラーが続き、Taichiの安打などで2点を加えて、この回一挙4得点、計4:6とまた再逆転に成功したのだった。

ところがまたしてもWが....。猛打爆発なんである。すかさず下位打線Kimura、Saitoh両打者が連続安打で出塁、トップに返りまたしてもOgasawaraくんがタイムリー二塁打で1点を返すと、クリーンナップに回り一挙5得点でまた逆転。こちらが4点取れば5点を取ってくる、野球の王道を行くウルフなんであった。
4回裏にはエンジンに火がついたYuiとHajimeで1点を返し、ここで計9:7でウルフ。

5回FのマウンドはYuiに託されたが、Wは2番Wadaくんの適時打で更に2点追加、確実にFを引き離しにかかってきた。6回にも狼の牙はいよいよ鋭さを増し1点、12得点とする。

もはやフレンズもここまでか....と思ったのは例年のことである。
6裏にYuiに打席が回ってきて、またしてもやったのである。主将Ruiがこの日初安打で出塁、しかしすでにツーアウト。F関係者なら心の中で祈ったはずだ「ここでもう一本」なんて。そんなに世の中うまくいくはずはないことはオトナなら分っているけれど。だけどごくまれにではあるけれど、世の中うまく行く時だってあるんである。
Yuiがまたしてもセンターフェンスオーバーの1試合2本目のツーランホームラン。点差のことは忘れて感動の一撃であった。
こんな試合展開になろうとは思ってもみなかった。

12:9の3点差なら最終回まだまだ諦めるには早いぞと奮起したのだが、7回Wは可愛い顔した狼の牙が心臓深くまでずぶりと突き刺さるダメ押しの2点を加えた。
死闘激闘の末、Fに3本のツーランホームランが飛び出したのに、超乱打戦を制し川崎大会優勝カップを手にしたのはまたしてもウルフであった。試合後負けず嫌いの若き監督Satohの目が赤くなっていたことに気づいたが、筆者は声を掛けることを躊躇った。準優勝という嬉しさはかなりあとからやって来るもので、負けた直後は猛烈な悔しさがそれを遥かに凌駕して余りあるものだ。

しかし、フレンズナインは最後まで諦めずによくやった。この経験が絶対次に繋がることを筆者はココロに深く確信した試合であった。大舞台に不慣れな子たちが一戦一戦成長してゆく様を見届けることは、コーチとしての責務であると同時に、最高の喜びでもある。
明日はまた宮前で村山実杯の準決勝、決勝がある。再度絶対リベンジを誓ったのは監督だけではなくフレンズ関係者なら誰しも思ったに違いない。

※午後の試合が迫ってきた。閉会式表彰の模様を伝えるにはもう時間がない。
これからバイクにまたがりグリーンカップ決勝会場有馬ドームへ向かう筆者なんである。村山杯でのブログはまたいずれここで。
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2014年有馬神明社初詣

2014年有馬神明社初詣
2014/01/05

2010年7月11日30周年記念式典にて