※少年野球「晴耕雨読」から転載。
日曜の第二戦は古豪野川レッドパワーズ戦(A)なんであった。我がフレンズもよく古豪と言われるけれど、うちだけじゃなくあの時代には宮前で雨後のタケノコのごとく少年野球チームが乱立したもので、(筆者はその時代をもちろん知らない)正に「群雄割拠」、産声をあげて互いに雄叫びもあげていたんであった。そんな時代よりもずっと先にこの世に生を受けて、宮前で孤立無援天涯孤独のまま軍を維持してきたのが、野川レッドパワーズなんである。古豪にもほどがあるってもんだ、なんである。もうすぐ創立半世紀になろうという伝統のチームなんであった。
さてその古豪の中でも古参のコーチがいる。連盟審判員でもあるYoshikawaさんである。レッパと試合する時にはいつも「ようっ!Tさん」と声をかけていただき、気さくな御歳ウン十歳の元気な方だ。たぶん、この小ブログなんか見てないと思うけれど、Queensつながりでのおつきあいなんである。
筆者の息子の時代は泣く子も黙るレッパだったのに、近年はなかなか結果が出せないことに忸怩たる思いを抱えてるYoshikawaさんでもある。しかしまあ、この炎天下ベンチ入りしてずっと立ちっぱなしでも全然平気で、試合後はニコニコしながらバイクで帰っていったんである。途中ひからびて路傍の石になってしまわないかと、心配になったほどだ。
先発マウンドはAoyamaくん。ユニフォームの右肩に「Nogawa」のワッペンが付いている。ここにワッペンを付けているチームって他にあったかなあ?
FのマウンドはTakuto。この日は6年連合でHiroがいない。なかなかの力投を演じてみせるんである。
2回裏0:0でFの攻撃。ここでやっと四球がらみで内野安打からの一挙6得点。
R&Fの別なく互いの奮戦ぶりを写真に切り取ってみた。
その後4回にRが3得点しダブルスコアになるも裏にFが1点加点し真夏の太陽に煽られてゲームもヒートアップ。
5回には7:3からRは4点を入れてなんと7:7のタイに持ち込んだ。恐るべし底力なんである。しかしその裏Fは起死回生の4得点。結果11:7で逃げ切ったゲームであった。
フレンズ安打数10で11点、失策最終回だけの4個。四死球2個。
レッパ安打数5で7点、失策2個のみ。四死球は7個
爆発的な打力を有するチームならともかく、やはりお互いに失策と四死球の数が左右する試合であった。
打席の写真もいいが、最近はスライディングのシーンに興味を持っている。これに審判のジャッジの姿が重なると良い写真が撮れる。こういう画はベンチでスコアラーをやっているとなかなか撮れないシーンなんである。セカンドベースの盗塁シーンを撮ってる間に本塁に三塁走者が帰ったかどうかを見逃してしまう怖れがあったりするからだ。
夏真っ盛り....盛夏。
やっぱり夏はいい。暑くて熱いほどいい。冷夏でへなへなへろへろ野球するよりは、がっつり汗をかいて真っ黒になって夏を過ごすのが、正しい野球少年少女のあるべき姿だからだ。盛夏の過ごし方は人々に何かしらの結果をもたらしてくれる。
筆者も真夏の炎天下に身を晒すことが大好きだし、突然のゲリラ豪雨に全身びしょ濡れになるのも大好きだ。冬寒くて外に出たくないと思ったことは100万回あるけれど、夏暑くて外に出たくないと思ったことは10回くらいしかない。大袈裟に言えば地球の上で生きている、一匹の生物としての自分を実感出来るからなんである。
なんて言いながら、外野の柳の下でカメラを構えていると、優しい木陰が身を包みしばらくここを出たくなくなる自分もいるわけで。対岸の火事を眺める野次馬のように....(^-^)/
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