※少年野球「晴耕雨読」から転載
新年にあたり今年の新年会兼、選手も大人も心をひとつにする「決起会」なるのもが開催された。以前は連絡網では「決起集会」と書いてあった。昔から思うのだけれど「決起集会」はいくらなんでも、そりゃないだろーよ、と思い、チームのHPの予定欄では筆者独自に「壮行会」と書き直していたんであった。決起集会というと、ブルジョワジーに虐げられたプロレタリアートが地下深くもぐり込み、反逆ののろしを上げるために深夜密かに集会を設けるアレのイメージがあるんである。またはメーデーでの労使関係を彷彿とさせる印象もある。ベア5%を絶対勝ち取るぞー、なんてシュプレヒコールを叫んだり、とかね。
翻って筆者中学の頃の昔。中体連を前日に控えた体育館で、各部活の登録選手ら全員が壇上に立ち、全校生徒の前で主将が意気込みを語るイベントがあった。これを「壮行会」と呼んでいた。部活のメンバーはそれぞれのユニフォームを着用するんである。こんな時どういうわけか、剣道部の連中が一番カッコ良かった。あの剣道着を着て竹刀を持って壇上に上がるとカッコ良くないわけがない。女子生徒も目をハートマークにしちゃうわけで。筆者もサッカーのユニフォームを着てなんだか誇らしかった想い出がある。それと....。体操女子はあのユニフォーム(レオタード)で登場するし、女子テニス部はあのミニスカートで行進しちゃうしで、思春期の男子ヤローどもは神聖なスポーツの場で、頭の中は違うことを考えてしまうんであった。「頭の中はスカートの中」のことでいっぱいいっぱいなんであったあの頃。告白しちゃう。筆者の初恋の女の子は同級生のテニス部のマドンナなんであった。グループ交際(=死語)を経て日曜日にデートしたけれど、僕の初恋は淡雪のように消えてしまったのであった。
なので決起会という名称はいかがなものか。壮行会がしっくりくると思うのは、筆者が国語やコトバにたいして妙な愛着があるせいだろうか。しかしまあ、少なくとも「決起集会」よりは「決起会」ならばはるかにまともだし、決して用法は間違いではないから、今年はこれを容認しちゃった筆者なんである。
例によって地元夢庵にて。珍しくいつもはほとんど顔を見せない審判のNishiオヤジも来てくれた。Kaneda顧問の発声で乾杯なんである。
何度か書いたけれど、ここ少年野球「晴耕雨読」的には、筆者よりも年下のオトコ親に対して「○○オヤジ」という表現は、最大限の敬称であり愛称なんであるからして、そのへん4649なんである(^-^)/
煙草休憩....ん、休憩とは言わないか。喫煙ルームから帰ると、いつの間にか子どもたちの今年の抱負コーナーになっていて、高学年の子らはあらかたしゃべり終えていた。セコくて申し訳ないが、全員の膨大な写真編集をせずにすむと人知れず安堵のため息を漏らした筆者なんである。終盤の低学年の子だけ掲載。色味が黄色がかってしまっている。カメラの腕前もまだ中学生並みなんであった。
あえて皆を撮らないようにしよっと。今年はなるべくそうしよっと。無作為抽出的偶発的発作的にシャッターを押そうっと、今年は。ブログを書く時間を削減するにはまず写真の枚数を減らすことから。我が社の経費削減の第一歩は、コピー用紙のムダ使いを減らすことから、みたいな。全員撮ってしまうと親心で全員分編集したくなっちゃうからだった。よし、決めた。.......しかし、一年の計は元旦にありというが、その決意をまず遂行出来たためしはない。今年は禁煙するぞ〜と言って、松の内も明けぬうちに煙草に手が伸びてしまった貴兄も多いのでは。新年に誓った「写真枚数減らす大作戦」は、果たして実行できるだろうか。
父母たちからもひと言コーナー。これまた無作為に撮った。ボケボケ写真は掲載しない。女性は特にね。今年の母マネージャー(他チームなら母の会会長という呼称もある)はフレンズ母元気印娘のひとり、Sameshima母。和歌山の産で和歌山みかんのように明るい、LINEではKeiが愛称の彼女である(写真左上)。他チームの方たちにも今年1年どーぞよろしくなんである。
驚きびっくりサプライズプレゼントがあった。本当は昨年末の送る会で手渡す計画もあったようだけれど、逆に子どもには嬉しいお年玉である。チームの篤志家により全員にロゴ入りVネックジャンパー(正式名称は自信がない)がプレゼントされた。毎年チームで持ち送りして後輩に残すことが前提である。
この前に日中父母会が開催されたんであるが、実はここで今年チームジャンパーを作ろうと提案するつもりであった。その前に筆者はこのジャンパーの存在を知っていたので何も言わなかったけれど。期せずして天から降ってきたようにこのタイミングでチームジャンパーが実現したんである。マンモスチームのような潤沢な資金源によっていろんなチームグッズを持っているチームは羨ましい限りだが、メンバーが増えたとはいえまだまだ20数名の小さなチームの士気を高めるには十分すぎるほどの贈り物であった。
これに留まらないサプライズ。筆者含め数名のコーチにも同じVジャンが贈られるんである。チーム一丸の士気が高まる。数年前Queensからこれもサプライズでもらったジャンパーの記憶が蘇る。驚き嬉しかった。
本当に、ありがとう。感謝!
最後は恒例集合写真撮影。
筆者ここでよくフレンズやQueensや他チームの子らの写真を掲載するのは、宮前チームアピール的広報部長の任を全うする意味も多分にあるけれど、もうひとつにはブログに載せることで永く親や子どもたちのひとつの想い出に残ることも願って載せている。
いつか子らが大人になり、或いは親が年齢を重ねてまだなおこの「晴耕雨読」が運良く閉鎖されずに健在だったならば、気まぐれでも偶然でもいいからブログを見てほしい。「そーいえば昔、少年野球セーコーナントカっていう変なブログに小学生の頃のうちの子が載ってたなあ」みたいな感じで。
パソコンまたはスマホ画面の向こうで、きっとあなたは小さかった頃の、我が子の目が輝いている写真を見ることになるに違いない。
将来この小欄がそんなブログになっていたらブロガー冥利に尽きるわけで.....。
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