Kentaは2年生で入部してきた。
既に野球をやっていたお兄ちゃんにくっついてきて野球を始めた。
投球フォームなど兄貴にそっくりで周囲の笑いを誘ったものだ。
一緒にキャッチボールをした時、2年生にしては随分強いボールをど真ん中に投げ込んできたのを憶えている。しかも器用に私の投球フォームをそっくり真似て。
一時期フレンズを離れた時も、こっそり遠く電柱の陰から練習を眺めていたよな。
そんなおまえも大きくなるにつれ、今まで面倒をかけた立場から今度は下級生の世話をする上級生に成長。打席の立ち位置やバットの握り方まで小さい子によく教え込んでいた。周りの大人はみんな知っているよ。
主将に抜擢されてチームを引っぱり、投打に大活躍の今年。
言うことをきかないチームメイトに苛立つこともたくさんあっただろう。
それでもみんなをまとめてよく頑張ってくれた。
厳しく優しく育ててくれた父さん母さんに感謝するんだぞ。
ありがとうKenta。
.............................................
Koutaは4年生で入部してきた。
沖縄から引っ越してきて弟のHirotoと一緒に二人仲良く。
当時選手の人数が目減りしてきてチーム存亡の危機に瀕していた時だから、二人も同時に入部なんて夢のようだった。心で泣きたいくらい嬉しくて同時にわくわく期待したものだよ。
体格は小柄だけど内に秘めた天性のバネでめきめき頭角を現し、あっというまにチームメイトに追いついたよな。バットスピードとミートポイントをとらえる感性は素晴らしい。
天真爛漫で野球のうまい弟とよく比較され揶揄されることもあったけど、持ち前の明るさと優しさで副将としても本当によく頑張った。涙もろい性格は母親譲りだよな。明るい家族に囲まれて育ったおまえは、コーチたちよりも前に家族に感謝しろよ。
ありがとうKouta。
.............................................
Harukaは4年生で入部してきた。
お兄ちゃん二人がフレンズで過ごし、御多分にもれずグランドで一緒に遊んでるうちにいつのまにかユニフォームを着ることになったよね。
兄・妹が少年野球をやるのは私の息子娘もそうだったからとても嬉しく楽しい気分だったよ。
小さいころはグランドの隅で仲のいい女の子と遊んでいられたけど、背番号を背負うようになってからは厳しい練習や指導に野球が嫌になったこともたくさんあったよな。土曜日曜はのんびり起きて友達の女の子と遊びたいのを我慢して、朝早くからよくフレンズに来てくれたね。
そんなキミもフレンズ最後の6年生。試合出場機会は少なかったけれど、一生懸命がんばってくれた。秋のレディース連合チームでは素晴らしい大活躍。私もフレンズを抜け駆けして観戦しに行きたかったけどそれも叶わず残念。
でもレディースのユニフォーム姿のキミはめちゃくちゃ可愛いかったぞ。
陰になり日向になりフレンズのために力を尽くしてくれた父と母。時にはキミに目を向ける暇もないくらい忙しかったから、寂しい思いをしたかもしれないけど、両親を誇りに思い、感謝の気持ちを忘れるなよ。
ありがとうHaruka。
.............................................
今年も「卒業生を送る会」が終わった。
予想もしない涙あり、歓声に沸いたシーンあり、大成功の大盛り上がり。
豊島コーチは自慢じゃないが、15秒間の人命救出ニュース映像を見てもポロリとくる涙腺のチョー弱い男。昨日の会では周囲に悟られないように、何度涙をぬぐったことか。こいつを書きながらも...ゆるゆると...活字がにじんできて仕方がない。
いかんいかん、あとは写真を見てくれ。
※非公式ブログ「晴耕雨読」と同文です。
0 件のコメント:
コメントを投稿