※少年野球「晴耕雨読」から転載。
終わった、やっと。燃え尽き症候群というにはいささか大仰だけれど。
2013年卒部式というか、お別れ会というか、卒団式というか、6年を送る会というか、納会というか、忘年会というか、2次会、3次会.....。
なにしろ一年の区切りがおわった。毎年結構つらいので、来年はもう少し簡単にしようと思いつつ様々な準備をするのであるが、逆に良いものを作ろう、創造しようと思うと苦労は増量の一途を辿るんであった。
それでも毎年の楽しみはこの子どもたちからの色紙である。
OBコーチ成り立ての頃は大抵の子の言葉は、
「Tコーチ、バッティングピッチャーをやってくれたり、ノックをやってくれたりしてありがとうございました...」
次第にスコアラーをやるようになってからは、
「Tコーチ、いつも試合でスコアブックをつけてくれてありがとうございました...」
となる。近年になってスコアのことに加え、ブログのことにも触れた文言が増えた。今年の6年生3人からの色紙には全て「ブログを見ることが楽しみでした」という言葉が並んでいた。嬉しいものである。
ただ、嬉しい半面困りものでもある。なぜか。このブログは少年少女野球中心のものではあるが、3,4割は野球以外の個人をめぐるバカでアホなことも書いているわけで。フレンズの子どもも見ているし、Queensの可憐な少女たちも見ているし、更にはQueensの上品な奥様方も見ておられるんであるからして、ゆめゆめ軽い下ネタジョークなどは書けなくなっちゃうんである。一方でオトコどもからは野球以外の話も面白いからそっち方面ももっと書けという、野郎どもの支持率も高いのである。
困ったものである。
母たち手作りの色紙も近年の主流になった。Akane母の刺繍が完成したのは送る会当日の朝5時だったそうだ。また今年は16ページにも及ぶスコアの成績表冊子を、費用対効果を考慮して、思い切ってTVCMでも流れている「ネットでいんさ〜つ」のプリントパックに頼んだ。今までは手作りコピーでやっていたけれどやはりプロの印刷は仕上がりが全然違う。もらった側の印象はいざ知らず、制作者としてはプチ感動ものであった。子どもらに配り皆熱心に読みふける姿を見てると、今までの苦労が早春の渓流の雪溶けのように、ココロのしこりがゆるんと溶けていく気がした。
さてこの送る会や、引出しにあるブログネタはなんとかこれから書いていこうか。
でもとりあえず今晩だけは様々な呪縛から解放されたので、今までのちいさなご褒美に、フランスブルゴーニュ産赤のフルボディー、ラ・ターシュと上質なブルーチーズを買い込み、極上の大人の恋愛映画をDVDで独り楽しむのだった。
.....というのは理想であって。
実際は練習の帰りにコンビニでコンチャイトロのチリワイン698円とチーズ鱈のパックを買い込み、先月TSUTAYAから送られてきてまだ封すら切っていない高村薫原作の映画「レディー・ジョーカー」中編を観る筆者なんである(^-^)/
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