※少年野球「晴耕雨読」から転載
筆者年齢は不肖であるふうにブログを書いているんである。清水(しみず、ではない)の舞台から飛び降りる覚悟で50代であることは認めようではないか。しかしココロの中は時に自分でも「アホか!」というくらいに、中学高校男子的なガキくさいところもある。いわゆる「気持ちだけは若いけれど体がついていかない」という典型的なオッサンなんであった。「俺だってフレンズ入ったアラフォーの若い頃は、外野守備でダイビングキャッチやったり、延々とノックをやったりしちゃったんだかんね」と言いたいが、言えない。なぜなら懐古的にそれを言った時点で自分をジジイと自ら認めたことになるからである。「俺の若い頃は...」を連発するようになってはおしまいだ、というオトコの美学を以て世間と対峙していたんであるが、だが最近は愚痴っぽくポロリとこぼしたくなったりして。ポロリとこぼしても楽しいのは芸能人水泳大会くらいなのものである。
言い訳はいくらでもある。40代のころから肩から腕の神経に痛みが走るようになり慢性化、当然の帰結としてグランドに出て動くことがめっぽう減り、それが運動不足になって更に腰を痛めてますますの悪循環・負の連鎖、近年は小指骨折と人差し指先っちょ切断がトラウマになり、とうとうボールを握ることすら機会が減ったんである。
それでも鉄棒懸垂と逆上がり、腕立て腹筋背筋はまだ出来る自信がある。サッカー小僧だったのでスライディングだってお手の物である....が、怪我や腰を痛める映像がチラリと頭をかすめた瞬間、恐怖で出来なくなっちゃうんであった。
先日グランドの砂場の鉄棒で、子どもたちを前に逆上がりを難なくこなすオヤジがいた。
それを遠目に見ていた筆者は「俺もいっちょやったるかい」的な気分になったけれど、前述の理由によってただただ目を細めてニコニコ見守る筆者なんであった。
テメエのことを延々書いておきながらやっと本題である。
その鉄棒の彼がフレンズ29番コーチ、トミーことTomiokaオヤジなんである。このブログでもたびたび登場しているので、今更その人となりや来歴などは割愛しよう。あえて四字熟語で言えば「熱血指導・清廉潔白・職人気質」の一本気な真っすぐなオトコなんである。かといって堅物ではない。酒は苦手だが酒宴でのノリは飲ん兵衛に負けない。更に言えば美人妻を伴侶にし一男一女の父でもある。かつてプロ野球3球団のテストを受けたこともある実力を伴った野球バカなんである。
その彼がナント、今週末の「東京マラソン」に出場するのだ。毎年かなりの応募倍率であるが幸運にも出場権をゲットしたんである。昨年から子どもと一緒に帰宅後の夜のジョギングなど練習準備はやってきたようだ。今日そのゼッケンがフレンズLINEにアップされた。(※今後LINEにアップされた画像はこんなふうにLINEキャラを添付することでその証としたい)
本人はタイムよりも謙虚にただただ完走することを目指しているらしい。
LINEで筆者が「おっしゃ、「晴耕雨読」に告知しちゃうかんね」と書いたら「完走出来なかったらめっちゃ恥ずかしいやん」と返って来た。
そんなことはない。
タイムや完走することよりももっと素晴らしいことがある。
それはアラフォー男が自分の限界に挑みそれに挑戦するその「姿勢」である。その心意気がどうにも素晴らしいではないか。
結果はどうあれ頑張ってほしい。その姿を子どもらにも見てほしい。
もしかして次期オリンピックマラソン選手候補に抜擢されちゃって、フレンズに来れなくなったら.....。
それは困る。
現フレンズには欠かせないコーチだからね(^-^)
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