※「晴耕雨読」から転載。
新人戦2回戦。試合会場はQueensの本拠地、ジュニアチームの甲子園とも言える宮前区の第四公園ドームである。大駐車場完備....ではない。ドーム周囲ではクルマでの野球道具の積み降ろしはおろか、人の乗降すら禁止の無菌状態・聖域と化してしまった。近隣住民による要求らしい。きっと有事の際でも自衛隊の戦車さえ進入を拒むに違いない。
第一試合では神木マーキュリーズ対向丘サンダースの試合が展開。サンダース主砲に本塁打が出てベンチと観客席は大騒ぎ。スコアラーにはTsudaさんがベンチ入りしていた。2:0で迎えた最終回裏、そろそろうちもグランドへ入ろうと立ち上がり終了のコールを待っていたんである。ところがマーキュリーズにもなんとホームランが飛び出し同点に。今日もまた特別延長戦へ突入なのである。恐るべしマーキュリーズ。結果は常勝サンダースが勝利を手にしたけれど、毎週白熱した熱戦が繰り広げられる宮前区ではある。
うちはかつての「常勝」の枕詞を聞かなくなって久しいが、常勝ではなくとも上昇チームではあるわけで。(この時期どこのチームも言えることだけれど)しかし対するはあの名門強豪の富士見台ウルフなんである。名将Ogasawara監督率いるウルフベンチ。相変わらずOgasawaraさんの存在感は圧倒的である。どっしり構えたその姿はテコでも動かないくらいの絵になっている。圧勝、快勝、辛勝、そのどれも無理だとしたら、せめてちょっぴりでもその腰を浮かすくらい、慌てさせてみたいものだ。しかし自衛隊の戦車をもってしても、腰を1ミリも動かさないに違いないんである。
先発はエース不在(?)でShunta君。Queensには妹さんがいる選手だ。うちはMamoruがマウンドへ上がる。
1回裏四球と2本の長短打でウルフが4点先制。2回表に4番Takutoのヒットと、ウルフらしからぬ失策がふたつ絡みなんとか1得点。その裏にも今度はうちのエラーからウルフが1点追加、5:1。
3回表フレンズの攻撃。一死後Mamoruのヒットを足がかりにYuiがタイムリーツーベースでまず1点。二死後にまたしても堅守ウルフに失策が出たんである。この第四公園ドームはあたかも自衛隊の戦車が暴れ回ったあとのように、昔からデコボコでイレギュラーバウンドが出やすいんである。むしろ必ずイレギュラーすると思って守備に臨んだほうが良いと言えるくらいだ。イレギュラーしなかったらラッキーだと思うくらいでちょうどいい。結局うちは3点のうち2点は相手失策がらみであった。
その後もコツコツと加点されて終わってみれば9:3。しかし爆発的な打撃に圧倒されたというほどでもなく、なんとか3得点も出来たわけで。
ベストプレーヤーは唯一の打点を稼いだYuiと、途中からセカンドに入り落ち着いてゴロをさばき三塁走者をホームで刺したKohkiである。
主審はQで知り合ったHadanoさん。また最終回には点差に余裕ができたのか、PHにOgasawara監督のお孫さんが打席に立った。この子は小さいながらも野球知識の塊なんである。2年生でスコアもつけられる。将来はウルフの主将で4番でエースを嘱望されてるに違いない、と勝手に想像す。
午後は本拠有馬ドームへ戻りもっぱらスコアブックの成績集計に精を出す。
10月11月前半は仕事で全く手につかず、夢でうなされるほど今年は綱渡りのスケジュールであったから、なんとかこんな時間でもやっつけてしまわないとヤバイのだった。
天気は良いのに寒風吹きすさぶ中、時間とともに小さくなっていく日だまりゾーンへ椅子を持って移動を繰り返す。おかげで風がごんごん吹いていたが集計もごんごん進み、なんとか最後の数試合を残すまでに。試合はコールドを免れ、風は冷たくコールド、でもこれで胸の内は少しホットしちゃったわけで(^^)
しかし毎年のことではあるが、11月後半から12月の師走は先生でもないのに、フレンズの山積する業務に奔走しなきゃなんである。来年こそこの問題を解決しなきゃと思いつつ1年が経ち、また師走を迎えるのも毎年のことではある。
あっ!すっかり失念。
去年は不幸があったので遠慮したのだが、今年は年賀状も作らなきゃだった。
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