南部リーグ最終戦。冠試合では最後の、そして6年生にとっても最後の公式戦となる。
南部リーグの発足理由は、6年生への「お疲れさま的想い出作り的親善試合的」要素が色濃い。野川レッドパワーズさんが発起人となって、宮前区をほぼ2分する246号線(厚木街道)の南部地区を中心としたチームで構成され、結構歴史も重ねてきた。
相手は同じ有馬地区で活動する有馬子ども会野球部。町内会下部組織の子ども会の野球部である。フレンズとも西有馬小校庭を共有してたりもする、お隣さんチームなのだ。率いるは有馬の顔Kawakoshi監督。対するうちの監督は久々の現場登場、Satoh監督である。第14期卒業生の宮前でも希有なOB監督なんである。
試合開始10:02。
1回裏F攻撃=先頭打者I.Takumiのいきなりのツーベースヒットで出塁すると、3番Otoの安打で3進、4番Nabeの一塁ゴロの間に本塁を踏み先取点。まずまずの滑り出し。
6年生の親たちも最後の試合とあって、続々登場。なかでもKatsumiの父さんが来たのは嬉しかった。彼は通信電気工事関係なので土日は仕事で滅多に顔をだせないのだ。いつも我々オヤジどもと会うのは、夜のとばりが下りてから、グラス越しの乾杯の時だけ。父子だけの家庭で子どもを育てるのは、我々バカオヤジどもには想像出来ないほどの苦労があるはずだ。やはり人の親。息子の最後の試合に仕事を抜け出し駆けつけたわけで....。
こっちも黙っちゃいない。Hiromiの母も登場。例によってベンチ後ろからOno母のトークが聞こえてくる。
「アリコのさあ、先発ピッチャーのあの子Kaname、可愛い〜のよ!うちの近所なんだけどね。昔うちのHiromiと一緒にフレンズに見学に来てさあ〜...」
久々に雀を見かけた話ではなかった。二人がフレンズに見学に来たけれど、K君はアリコに行っちゃって、息子Hiromiはフレンズに。そのK君は先日の宮前区のストラックアウトで優勝する投手に育った。それでもOno母はガハガハ笑いながら、相手チームのK君も応援していた。そんな逞しく度量の大きな母がフレンズにはいる。大きいのはそれだけじゃないけれど(^^)母子(ははこ)の家庭ではあるけれど、苦労のクの字は微塵も見せずに、いつも周りを元気にしてくれる。
筆者、こんな父や母が大好きだ。
3回裏F=3,4,5番のクリーンナップに連打が出て追加点、2点目。
先発Otoはサイドスローから再び元のオーバースローに転向。これが功を奏した。見違えるようにストライクが入り球も走り、自信と笑顔が戻った。6回までノーヒットノーランである。Satoh監督が捕手のNabeを呼び耳打ちする。聞こえなかったけれど、想像豊かな筆者の予想ではたぶんこんな感じ。
「おい、Nabe、おまえのリードでOtoのノーヒットノーランを達成してやれよ」
5回裏F=先頭打者Teruが5球目の低めインコースをなんとホームラン!
往年の西武田淵を彷彿とさせるような、滞空時間の長い体育倉庫屋根を直撃の一発である。悩める副将、冷静沈着、優等生のTeruの特大の一発であった。最後の試合で彼の心に何かが刻まれたはずに違いない。おめでとう!
これを皮切りに6年生の4連打で3点追加。
試合はノーヒットノーランは達成できなかったけれど、6:3の快勝。
間違いなく今年のベストゲームのひとつである。それが6年最後の試合でなし得たことが、筆者には嬉しかった。6年生全員の活躍が光ったのがいい。
怪我で参加出来なかったTaguchiがいないのが残念だ。いたらきっと彼も負けずに活躍してくれたに違いない。
ベストプレイヤー賞は6年全員。
投打が復活、大活躍のOto。
長短打4の3、4番主将Nabe。
本塁打と守備も光ったTeru。
左翼での好補と2安打のKatsu。
野手からの難しい送球を黙々とショーバンで拾い上げ、いくつものアウトを稼いでチームに貢献したHiromi。ついでにHiromi母にもあげちゃおう(^^)
ラグビーで言うところの「ノーサイド」
試合後は和気藹々、アリコの子らと一緒に写真撮影。
夜はみんなと酒を呑んで、家に帰って写真をMacで拡大してみると、チームの垣根を超えて何人かがお互い肩を組んでいたのを見て、それだけでなんだかウルッときてしまったオヤジの午前0:45。
ブログアップは仕事で月曜深夜1:30になっちまった、Tでした。
その夜のコーチ会議での顛末は時期を見てまたいずれ...。
0 件のコメント:
コメントを投稿