※少年野球「晴耕雨読」から転載。
この小ブログ、毎年春になると西有馬小ドームの花壇に咲く花々たちを掲載するのが恒例となった。やっと今日見ることが出来た可憐なチューリップたちは、百花繚乱とは言わぬまでも、それぞれの個性を咲き誇っていた。片やグランドではカラーコーンが、外野のライン沿いに花を咲かせていた。....自画自賛、我ながら「うまいっ!」
筆者、「向丘サンダースって何人いるか知ってる?」
「えっ、知らない」
「36人もいるんだぜ」
「へ〜、すごい」
「サンダースだけに3ダース!」...じゃんじゃん(^^)
これもこのブログでは何度も使ったダジャレで、すでに手垢のついた言い回しとなってしまったわけで。
今日の相手はなんと、昨年宮前大会全制覇を成し遂げた圧倒的な強さを誇る、強豪サンダースなんである。Queens繋がりのスコアラーTsudaさんも律儀にスコアラー席に納まり、粛々と子どもたちの成績を記録していた。
戦々恐々。あの恐るべきサンダースである。しかし戦況はあにはからんや、なんであった。4回終了時までは2:1で僅差サンダースのリード。えっ、マジ?3回でコールドでもおかしくない相手なのに。筆者分析するに、ひとつには先発Mamoruの制球が安定していたことと、豪球を打ち慣れている強豪打者ほど、時に緩い球にはタイミングが合わず凡打してしまうことがままあるのであろうと思う。それと、昨年のサンダースならば1,2点獲るやいなや情け容赦なく連打の嵐だったのが、追加点のここぞという時に次の一発が出ないのが原因と思う。いみじくも試合後のスコアラーインタビューでTsudaさんも同じ談話を発表していたから間違いない。「強豪」の名を欲しいままにしていたサンダースにしてはちょっと拍子抜けするくらいであった。Tsuda(=ちゅだ)さんのブログはこちら。
しかし、守備力は流石である。サスガ、りゅうせき、流れ石なんである。敵ながら思わず惚れ惚れしてしまうプレーの連続。しかし、それも宮前上位チームならばフツーの当たり前のプレーなんであるけれど。5年捕手Yamadaくんの肩、主将遊撃手Fujiwaraくんのジャンピングスローでのファーストアウト、サードSawaiくんの正確無比の捕球と送球。あっぱれであった。
そうそう、サンダースにはQueensのIchikaがいるんである。8番レフトで出場、ライト線への鋭い打球を放ち先取点の打点を挙げる活躍。これをQにも生かして頑張ってほしい。
連盟審判部の強面(こわもて)重鎮、審判部長のKatsugeさんも3塁審判として参戦。他にも連盟審判を務めるメンバーで審判陣は超豪華メンバーとなった。
試合は6:1の黄金週間シリーズ3連敗。最終回にSにソロホームランが飛び出したが、本来のローカルルールではアレはツーベースであったけれど、試合前の申し合わせがうまく機能しなかったのか、HRとの判定、致し方ない。でも長短打、犠打で活躍したYamadaくんを褒めてあげよう。
我が軍のベストプレイヤーは球が走っていて四球は1個のみの強豪相手に快投を見せたMamoru。途中交代での打席でクリーンヒットを放ち、Yanagisawa代表も絶賛していたYuuta。最近引っ張ることよりも球威に逆らわずうまくレフト線に流すことを覚えた(?)Hiro。でも、おまえの魅力はガンガン引っ張ってライトオーバーの飛球が見たいと思う筆者ではある。更に兄弟そろってツーベースを放ったSone兄弟二人にもあげちゃおう。写真に捉えると、全く同じ打撃フォームだからDNAとは面白いものである。写真左下、ホラ、こんなに、笑ってしまうほど同じ。
強いチームにはそれなりの理由がある。弱いチームにも同じ論理が適合する。
試合後代表も言っていたが、強いチームと戦うと勉強になることは山ほどある。子どもだけではない。大人コーチにも同じことだ。
筆者の目線から言えば、例えばこんなこと。
試合後の一礼のシーン。主将の号令とともに一斉に頭を下げる。サンダースの右端の子などは、あたかも戦没者の慰霊に頭(こうべ)を垂れるがごとくだ。反してFはいつもこうだ、バランバラン。たまたまシャッターを切った瞬間がそうなったわけではない。試合前後の一礼の写真を何百枚も撮ってきた筆者は近年ずっと思っていたことである。小さい子が多いFだから仕方ないけれど、その部分を差し置いても、やはりこうなってしまうのにはワケがありそうだ。こういうことは教えて出来ることではない。普段の練習態度や規範を遵守する気持ちが自然とこういう結果に現れるものだと思うんである。あまり小ブログで自チームの恥部を晒すのは本意ではないが。
試合後は滅多に顔を見せないOBのHatakeyamaオヤジやFujiyaオヤジが偶然顔を見せたり、かつて9年間に渡りフレンズを支えてきたYanagisaki夫妻がQ繋がりで各方面と旧交を温めたり、まるで一国の首相の葬儀後の弔問外交のごとく西有馬ドームは賑わっていた。勝負は勝負として真剣勝負。試合が終われば大人同士笑顔で交流できる、そんな宮前連盟の少年野球が好きだ。
さて、午後はランナーの帰塁、着塁や紅白試合形式での練習。
ほどなくして緩い空気感とともに、母たちも参戦。たまたま夕方まで居残った4人の母が打席に立って打撃に挑む。フルカウントになれば見よう見まねで「広く、広く〜!」なんて黄色い嬌声が飛んだりしちゃって。
GWの前半はこんなふうにして一旦幕を引くのであった(^-^)/
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