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少年野球「晴耕雨読」BLOG

☆有馬フレンズ チームプロフィール ☆

当チームは、昭和55年有馬地区で結成され、今年で創部32年目を迎える軟式少年野球チームです。毎週土・日曜など有馬小と西有馬小の校庭を中心に元気いっぱい練習していますが、お父さんお母さん達も子どもに負けないくらい一緒に野球を楽しんでいます。子どもをサポートする大人同士のチームワークもバッチリです。
活動内容は上記練習のほか、宮前区の各種大会(年間5~7)や他の大会に参加しています。また野球以外には、夏合宿やボーリング大会などのレクリエーションなども盛んに行っており、子どもたちの交流も楽しそうです。
「百聞(文)は一見にしかず」
親子はもちろんのこと本人だけでもOK、是非一度グランドへ遊びに来てみませんか。いつでも歓迎します。(練習や試合の時間・場所などご確認の上お越しください。)
過去の主な成績
★川崎市および宮前区各種大会において、優勝・準優勝多数
★マクドナルド杯神奈川県大会:優勝 
★全日本学童神奈川県大会:準優勝
★関東団地野球リーグ:優勝     
★川崎北シニア藤峯杯:優勝
※所属 宮前区少年野球連盟 
※チームは小学校の活動とは関係ありません

2012年6月27日水曜日

一生懸命負けてやろう!


※「晴耕雨読」から転載
「沈黙」に引続き「沈没」である。
が、しかしその前に、第一公園ドームで行われた朝の第一試合を語らずして少年野球を語ることなかれ、ことなかれ主義では少年野球を語ることなかれなんである。

今年の宮前区の優勝旗を総ナメするんじゃないかと思われる神奈川県大会準優勝の向ヶ丘サンダース。対するはこれまた強豪リトルグリーンズ。「打倒!サンダース」に燃えているに違いない対決である。

第二試合のフレンズがドームに到着したのは「SvsLG」の試合も半ば。QのKoshimuzu監督と談笑し、うちの試合のオーダー表を芝の上で書き込む、観戦しながら。次第にペンが止まるほどの熱戦に見とれてしまう。
気を取り直しQueensではエースピッチャーの女子でリトルグリーンズ(LG)ではファーストのReonaや力投を見せる投手の子の写真を激写。サンダースベンチではTsudaさんがスコアをつけていた。

少年野球における「特別ルール」突入ほど見ていて面白いものはない。しかし筆者も過去にはさんざん体験したけれど、チーム当事者にとってはこれほど胃の痛い思いをすることがないのもまた事実。初回、2回と1点ずつ得点したサンダース。対するグリーンズはなかなか点が取れないまま終盤戦へ。なんと6回に1点、最終回にはついに同点まで追いついたんである。が、逆転サヨナラまでには至らず満塁からの「特別ルール」
スコアボードには綺麗に左に1,1、右に1,1。
これを写真に収めたら、連盟事務局の至宝Nishimuraさんが、
「Tさん、左にサンダースの代表Matsuiさんがいて、右にグリーンズの代表Sasakiさんがいるんですよ。この絵はまさに呉越同舟」連盟副会長でもあるMatsuiさんと連盟事務局長でもあるSasakiさん。
呉越同舟とは全くもってうまいことを言う。ヤマダく〜ん、座布団3枚っ!である。
※後日談。写真を撮ってから気づいたのであるが、更に左端にいるのがうちのフレンズのNishiharaさんで、右端にいるのがそのウルフのNishimuraさん。西つながりであるばかりか、次の第二試合で対戦するチーム同士なんであった。オモシロイ偶然。
「特別ルール」
にわかに両軍ベンチ、バックネット裏の本部席、5万の大観衆までもが慌ただしくざわめきはじめる。
表の攻撃サンダースはたったの2点。無死満塁からの「特別ルール」での2点は、相手チームからすれば欣喜雀躍、勝ったも同然的な点数と思うであろう。
がしかし、こんな時こそ「グランドの魔物」が舞い降りてくるんであることは経験者なら知っている。魔物に囁かれて同じ憂き目に遇うことがたましばあるものなのだ。

息づまる試合というのは観客を魅了する。結果は......。
8回裏の攻撃でグリーンズは1点で終わってしまったのである。簡単に「力及ばず」と言うにはあまりにもったいないくらいの素晴らしい試合を見せてもらった。6万に膨れ上がった観衆からも惜しみない拍手が起きる。筆者、そのときグリーンズ3塁側にいたのであるが、しゃくりあげて号泣する子もいれば、親達の中には目を赤くはらしている方もいた。筆者も思わず知らず昔の自分を想いだしジンときてしまうわけで....。

さてよりによってそんな試合のあと、かつて名門フレンズ軍対今も名門ウルフの試合。
試合詳報はあえて避けたい結果である。どれだけの差があったか。
自分でつけた手元のデータによれば、フレンズ無安打、無得点、9打数、4三振、4失策。
対してウルフ18安打、20得点、28打数、無三振、無失策.....。
完敗である。

力の差は歴然なのは最初からわかっていたけれど、ここまで打ち込まれるとは思わなかった。ウルフは手堅い堅守のチームでこんなに長打連発の猛攻打線を有するチームというイメージが筆者にはなかったからである。
「あそこで◎◎がエラーしなかったらなあ...」
「あそこで◎◎が三振しなかったらなあ....」
と自分も含めてオヤジたちが酒の席で言うのには罪はないけれど、更に一歩踏み込んで考えたい。実際なんでもない凡フライを落球した子がいたし、鋭いライナーに反応できずに捕球出来なかった子もいた。でもあれだけ打ち込まれれば魔物が棲むグランドで、経験の浅い子たちには右往左往するしかないはずだ。大人がサジを投げるのは簡単である。でもそんな時こそ子ども目線に立って励ましてやるのが指導者ではないだろうか。

タイムッ!
「おおしゃっあ、みんな、いい守備練習になるじゃんか。どんどん打たれちゃえ。どんなに打たれてもどんなに点とられてもいいから、一生懸命負けてやろうぜっ!」
こんなくさいセリフで起死回生になるとは思わない。真剣にやってる子にはむしろ逆効果かもしれないし、いつもこんなセリフが功を奏するとも思わない。でも私ならマウンドに行って選手を集めそう言うだろう。言うは易し行うは難しだけれど。

なす術無く惨敗であったけれど、あえてベストプレイヤーを挙げたい。
主将でエースのTakumiである。
決して悪いピッチングではなかった。20失点で確かに打ち込まれた自責点も多かったが、四球は1個のみ。29打席28打数という数字はおのずとそれを意味するわけで。球も最後まで低めに走っていたし、いいピッチングをしていた。相手打線を褒めるしかない。
試合後、車に乗り込んだ彼は吐き気をもようしていた。あそこまで打たれれば無理もない。
彼をそこまで追い込んでしまい、小さな心臓を救ってあげられなかった指導者の一人として自分を恥ずかしく思う。

2012年6月12日火曜日

踊る白球


※「晴耕雨読」から転載。
少年野球に携わる子どもも大人もみんな、白球を見るとどうして、こうもワクワクしちゃうんだろうか?サッカー小憎だった筆者は真新しいサッカーボールを見ると、居ても立ってもいられず無性に蹴っ飛ばしたくなるのだが、同様に真新しい白球を見ると、居ても立ってもいられず無性に投げてみたくなるんである。新しいボールを手にした時に、手のひらに残るあの白い粉末さえ愛おしいものだ。
バックネット裏の大会本部でたまたまそこだけ陽が射したボールにはっとしてレンズを向けた一枚。

宮前区子ども会大会の開幕。前日のQueensの体験会やBBQ大会を、無慈悲にも白紙にしてしまった憎き雨雲はどこへやら、第一公園スタジアムは大快晴の午前8:30。

開会式のあとは各チームクモの子を散らすようにわらわらとそれぞれの会場へ移動、有馬フレンズは富士見台ウルフの本拠地、富士見台小学校球場へ向かう。対戦相手は水沢ライナーズ。昔の記憶では強豪であった。最近のデータ、特に今年の状況など全く分らなかった。前日に記念誌のページを繰ってみると、6年生が10人ほどいるはずだ。侮れない....。
「プレイッ!」
試合が始まってみれば惨憺たる結果....
....だったのは相手チームであった。詳細は避けるけれどスコア記録的にはこうだった。「2回裏フレンズの攻撃・打者3巡、22打席・6安打・被四球13個・全員得点・満塁での連続押し出し得点7点.....。」うちも強豪相手には何度かこういう煮え湯を飲まされてきた経験があり、相手の子どもたちや指導者の気持ちが分るだけに、最後はなにか悲しい気分になってしまった。3回コールド16:0。勝負師的指導者ならばこんな時も更にガンガン点を取れと指示するんだろうけれど、筆者には出来ない。
勝たせてもらった試合ではあるけれど、ベストプレイヤーは投げては無四死球、打っては3打点のTakumiと、2打数2安打2本の2塁打2得点4打点のKoutaに決定しちゃう。ライナーズさん、お互い頑張ろう!

第二試合は強豪富士見台ウルフと長沢ドングリーズ。
ドングリにはQueensのIzumiが在籍している。先発投手で5番を打つらしい。彼女の魅力と武器はなんと言ってもその屈託ない笑顔だ。試合前にスコアラーであるIzumiちゃんの母と連盟公式審判員の父、Hadanoさんがご挨拶。エールを送る。
ドカベン殿馬のお株を奪う「秘技!白鳥の湖打法!」ならぬ投法!なんである。
...でしょ、ねっ!(^^)

ところでここ富士見台スタジアムは歴史と伝統とその輝かしい戦績と、更に名将の名を欲しいままに享受する大監督Ogasawaraさん率いる「富士見台ウルフ少年野球クラブ」の本拠地である。フレンズ黄金時代には何度も肩を並べ切磋琢磨した仲であった。筆者オヤジコーチ時代には、うちが中盤までに5,6点差をつけて優位に立ってもOgasawaraさんは涼しい顔をして平然と構え、終わってみれば1点差くらいで逆転負けという試合がいくつもあった記憶がある。近年は連盟の副会長も兼任す。ヤングのKurosu監督同様、存在そのものにオーラがあるんである。
いろんな意味で大きな存在である。
どんだけ大きいかって、こんだけ大きいのだ。ほらね、校舎の上からグランドを睥睨するくらい。(しかして実際は細やかな気配りが出来る人なんである。野球は老獪かつ緻密である)この写真誰かウルフ関係者が見ていれば、是非ウルフに配信して欲しいものである。

勝ち残りで第三試合はフレンズ対向丘キッズ戦。2塁塁審はIzumi父のHadanoさんが務める。

これがうちの今年一番の試合になるだろうとは誰も想像しなかったに違いない。
初回表キッズの得点は1。その裏フレンズも1点を返しイーブン。2回表また1点リードされるも3回裏に1点奪取しまた追いつく。4回にまた1失点するが裏にまた1点で同点。同点に追いつくも逆転が出来ない打線の細さを露呈。更に6回表にまたしても追加点1点を取られてしまう。うちもウチだが相手も地団駄を踏んでるに違いない。スコアブックには見事に「1」がズラリ。
ここまで4:3のビハインド。6回裏のフレンズ。先頭打者8番Yuusukeが安打で出塁、2盗、暴投がらみで3塁へ。1番バッターShouyaの内野ゴロの間にまたしても1得点で4:4の同点。4回繰り返してきたパターンである。アウトカウントは2死ランナー無し....。

実はこの日ここへ来た時に6年生の副将Koutaに言った言葉がある。
「おう、Kouta。ここはな、結構ホームランが出やすいグランドなんだよ。ライトフェンスは遠いけど、レフト側は以外に思った以上に近いんだよ。おまえがドンピシャのタイミングで振り切ればイケルぞっ、頑張れ」
筆者の昔の記憶ではここで何本かホームランを見ているんであった。野球センスは抜群なのに、普段目立たないKoutaに活躍してほしくて声をかけた。

2死ランナー無し....。
打席はKoutaではなく5年のMamoruだった。また同点のままで7回に突入かと思われた3投目を強振しMamoruのバットが火を噴いた。滞空時間の長い高い円弧を描きながら白球は左翼手のネットの向こうで躍り上がる。思わず全員が起ち上がる「入った!」
逆転のソロホームランである。初めてこの試合優位に転じた。
歓喜に沸くフレンズベンチ。弱小チームの汚名に甘んじて幾星霜。それを見事に払拭する快音であった。
結果は最終回にまたも冷や汗をかいたものの、最後はTakumiが締めてゲームセット。この試合を肴にオヤジたちがその夜うまい酒を呑んだのは言うまでもない(^^)

2014年有馬神明社初詣

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2010年7月11日30周年記念式典にて