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少年野球「晴耕雨読」BLOG

☆有馬フレンズ チームプロフィール ☆

当チームは、昭和55年有馬地区で結成され、今年で創部32年目を迎える軟式少年野球チームです。毎週土・日曜など有馬小と西有馬小の校庭を中心に元気いっぱい練習していますが、お父さんお母さん達も子どもに負けないくらい一緒に野球を楽しんでいます。子どもをサポートする大人同士のチームワークもバッチリです。
活動内容は上記練習のほか、宮前区の各種大会(年間5~7)や他の大会に参加しています。また野球以外には、夏合宿やボーリング大会などのレクリエーションなども盛んに行っており、子どもたちの交流も楽しそうです。
「百聞(文)は一見にしかず」
親子はもちろんのこと本人だけでもOK、是非一度グランドへ遊びに来てみませんか。いつでも歓迎します。(練習や試合の時間・場所などご確認の上お越しください。)
過去の主な成績
★川崎市および宮前区各種大会において、優勝・準優勝多数
★マクドナルド杯神奈川県大会:優勝 
★全日本学童神奈川県大会:準優勝
★関東団地野球リーグ:優勝     
★川崎北シニア藤峯杯:優勝
※所属 宮前区少年野球連盟 
※チームは小学校の活動とは関係ありません

2013年3月24日日曜日

桜満開


少年野球「晴耕雨読」から転載。

春爛漫、フレンズ恒例花見大会なんである。仕事をそそくさと中断し、いそいそと2013年フレンズ花見の会場、横浜山田富士へ。横浜国際プール近くの有馬小ドームから歩いて10分ほどのところだ。毎年天気が悪いし寒いのが常であるけれど、今年は.....ビミョー。天気良くはないけれど寒いと感じるほどではない。曇天の下大勢の花見客、ほとんどが近所の家族連れでにぎわっていた。

普段から若い母たちが、選手のちいさい弟妹たちをグランドへよく連れてくるのだが、この日も家族総出でたくさん参加してくれた。Yanagisawa代表、Kanedaコーチはこの子たちに目がない。抱っこしまくり大会なんである。Kamiya家の第四子Kukuに至っては、生まれてからこのかた、延べ人数500万人くらいの他人に抱っこされてるんじゃないかと思う。

子どもたちは山のほうへ遊びに行ってほとんど帰ってこない。我々オヤジ、母、その家族連中で酒宴が続く。
こっちでは臨時野外女子会開催。
あっちでは何やらKanedaコーチとSone母が延々会話をしているし。
サンダースTsudaさんのブログを見て思い出した。ちょっと筆者の帽子をこんこんと寝ているKukuの頭に被せてみたり。将来はフレンズ入部はもちろん、Queensにも入ってくれることを願ってやまない。

おおよそこの人の行動パターンは想定出来る。わっと来てセクハラまがいのガハガハ笑いで受けを狙い、飲んで酔って寝て、そしていつの間にか去っていくんである。それでもかつては理事を務めたAraganeオヤジなんである。昭和オヤジのサラリーマンの究極の宴会芸であるところの、鼻と口に割り箸をつっこんでみたものの、あまり受けずにいつのまにウトウト。花粉症か風邪か、目と鼻からタラ〜リ、タラタラ。良く言えば映画ブレードランナーのラストシーンでルトガー・ハウアーが雨に打たれてるシーンのようでもあるが。それを想起してしまった自分を恥ずかしく思う。皆、やんややんやの大笑いで、ブログに載せろとのご要望。気がつけばいつものようにオヤジはご就寝であった。

あちこちで大縄飛びなんぞで遊ぶ子たち。
曇り空で過去最短記録の桜満開の雰囲気を存分に味わうことは出来なかったけれど、それなりに楽しめた半日であった。

帰宅後クライアントからメールあり。
明日の高津区との練習試合は仕事で参加できそうもない。今のうちにブログを書いてしまおうと頑張ってみた今日このごろなんである。

2013年3月23日土曜日

桜、散る


※少年野球「晴耕雨読」から転載。

今日は3月22日。桜満開の春爛漫、気分は上々、意気揚々で、意気軒昂の順風満帆であるはずの季節。しかし春季大会においては我がフレンズは「桜、散る」なんである。

2回戦、対南菅生ワイルダース。試合前にShimizu夫妻がご挨拶にいらした。Queens繋がりなんである。先発投手はQのHinata。先日のヤングHimariにも驚かされたけれど、久々に見たHinataの投球にもびっくり仰天。大きく振りかぶった初動のフォームからぎゅんっと低くなり、若干サイドスローぎみから繰り出されるボールは、あたかもソフトで言うところの「ライジングボール」のようにきゅるきゅる競り上がりびしっとミットに納まる。こりゃなかなか打てんわいと、思ったのは筆者だけであろうか。今年のQも期待しちゃう広報部長なんである。半面この闘いヤバイぞっと。
とは言え、ここはFのコーチである。絶対負けたくない。どうしても上に行きたいのだ。なぜなら全国制覇に繋がり、ひいては少年野球世界大会に行ける可能性があるからなんである。(※大風呂敷を広げるにも程があるってもんだけれど。或いは「身の程知らず」とも言う)

Shimizuさんがベンチ入り。
Yoshikawaさんがセカンド塁審。
Otsubo監督はタイムをかけて何やら言っている。
もし、筆者が監督で、作戦面的指導以外に選手の緊張感を解くためにタイムをかけたならばこう言ってるだろう。
「やいやいやいのやい。6年生はぼちぼち毛が生えてきてんじゃあないんか?もっと、しっかりやれっ」
または、
「この場面もし点を入れられたら、おめぇら今晩メシ抜きだかんな。とーちゃん、かーちゃんにガッツリ言っておくから」

結果はF4安打に対してWは7安打のスコアは7:2で桜、散ってしまった。

意図せず良い写真が撮れることがまれにある。瞬間を切り取るのが写真だ。ほんの一瞬前とほんの一瞬あとの、そのハザマでシャッターを切ったときにそういう絵を獲得出来る。
3塁、塁審はKatsuさん。
三者三様の絶妙な構図もさることながら、氏の審判としての眼差しに、なんだかちょっと感動しちゃったわけで...。

最後に全く話は変わる。
今TVニュースを観ながら書いていたんだけれど、知らなかった、小田急線下北沢駅から地下に潜ってしまうだなんて。マジか?「シモキタ」は筆者青春のド真ん中を過ごした街。
なんだかなぁ〜...。

2013年3月21日木曜日

クイズ「自然の摂理」


※少年野球「晴耕雨読」から転載。

イキナリではあるけれど、まずこの2つの写真を見比べてほしい。
さて問題。
これは春季大会試合前と試合後に撮ったホームでの集合写真なんである。さて、どちらが試合前でどちらが試合後のものであるか?(上・下は関係ない。)
ユニフォームが泥で汚れていたりしたら、そっちが試合後となるわけで一発で正解出来るだろうけれど、それはない。因に写真加工などもしていない。
あなたは見分けられるであろうか。この写真だけで推理してほしい。背番号も関係無し。写真クリックで拡大。てゆーか、拡大しないと分らないかも。スマホでは判別出来ないはず。(ヒントは末尾に)

春季大会1回戦相手は、昨年死闘の末1点差で逃げ切った「向丘キッズ」
以来リベンジを誓って何度か練習試合のオファーがあったけれど、うちの都合で実現せず。年が明けて春季初戦が奇しくも向丘キッズなのであった。今年から宮前連盟に加入をした新しいチームであるけれど、実は3チームが合併して昔から活動していたれっきとしたチームなんである。

プレイッ!
初回は互いに凡退し迎えたフレンズの2回裏の攻撃。先頭打者Hiroが右翼前安打で出塁し、7番伏兵Yuusukeのセカンドゴロの間に本塁を踏み先制点。
3回表にはキッズも似たような展開で同点に追いつき、振り出しに。
しかしその裏、Fの攻撃ではランナーを塁に置いて4,5,6番がクリーンヒットの3連発で一気に4点を奪取。5:1とリードする。
4回一死で筆者ここで仕事の電話が入り、スコアラーを中断、師匠のKanedaコーチにピンチヒッターを依頼し、戻ってみれば三者凡退であった。
4回裏もFは1安打のみであったが相手エラーに乗じて更に4点を加点、試合を決定づけた。4回終了時7点差以上の点差にてコールドゲーム成立。9:1の快勝。

ベストプレイヤーは、Mamoru、Hiro、Takutoの三人。
まずは手堅く1勝といったところか。
しかし、この日曜開催のブログを書いている今は、20日の水曜日。きょうはもうすでに2回戦ワイルダースとの試合があった日である。結果は....。

先日のWBC準決勝のリアルタイム放送の視聴率は平日午前にもかかわらず25%で、負けたと分っている同日夜の再放送のそれは、4%にも満たないものであったそうだ。
何をか言わんや。

さてさて、冒頭の写真問題はお分かりだろうか。
ヒントは....「天才バカボン」のテーマソングと、今回のこのブログのタイトル「自然の摂理」なんである。オトナ正解率は、筆者の予想ではおそらく38%くらいであろうか。
次回、正解を発表しちゃう(^-^)/
もしお分かりの方はコメント欄にふるってどうぞ。

2013年3月19日火曜日

春季開幕

※少年野球「晴耕雨読」から転載
待ちに待ったと言うべきか、もう来てしまったのか、と言うべきか。
宮前少年野球の春季大会が開幕なんである。早春らしい、晴れやかな青空のもと、宮前少年野球の甲子園、第一公園スタジアムで開会式が行われた。
今回のブログは写真の点描コラージュ中心でいっちゃおう。

グランドがキレイになった。宮前区が工事業者を入れておそらく表面を多少削り、均(なら)してくれたのであろうと思う。うんうん、いいぞ気持ちいい。
開会式の前にはいろんな人と挨拶、談笑。連盟事務局Ohtakeさんには「Tさん、いつから映画の脚本家に転身したのよ」だのNishumuraさんに至っては「途中まで読んで本気でこの映画観に行こうと思いましたよぉ。アレ、絶対映画化してね」とかとか、東京とっかとか局。QueensのYamaguchiさんやMochidaさんとは、マグネボードの話や極秘(?)DVD制作の話など。Kasaharaさんは持病の腰痛が悪化していたが、筆者が「若い頃腰を酷使したんじゃないですかあ?」と言ったら、「ガハハハ、俺は.....」といつものKasahara節が炸裂し安心した。

開会式ともなるとある種神聖な空気感が漂うわけで、父兄などはなかなかグランドへは足を踏み込めないものだ。勢い写真撮影も丘の上からの撮影となってしまう。しかし筆者は、開会式でも平気でグランドを徘徊しちゃうんである。もちろんファウルグランドの範囲内ではあるけれど。レフトから5万の大観衆を眺めてみると、心無しか例年より多くなっているような気がする。アップで撮ってみたのをコラージュしてみた。

行進が始まった。今年から連盟加入の「向丘キッズ」を含め全22チーム。富士見台ウルフは相変わらずキッチリしてるなあ。ストッキングを見せる面積も統一されているし、アップシューズもみな同じメーカーで統一しているようだ。さすがである。Queensは新主将のHimariを筆頭ににこやかな笑顔の行進。みんな可愛いぞっ。フレンズは行進の練習をした成果が少しはあったようだ。トップチームには遠く及ばないがそれでも「やれば出来るじゃん」的にちょっぴり嬉しく思った。行進の練習は大衆の面前で恥をかきたくないから、というマイナーな意図もあるが、「チームワーク」や「心をひとつ」にするなどのプラス思考的本来の目的もあるんである。

広告マンのNishimuraさん、なんか痩せたなあ。
Yoshikawa、Kasahara、Matsui3氏のスリーショット。
神妙な顔で宣誓を聴き入る選手たち。
リトルグリーンズの主将の選手宣誓のあとは、全員でグランドに一礼し終了。

今日のブログもここで終了。
このあと稗原ドームへ移動し、鷺沼ヤングホークスの試合、うちのフレンズの試合ブログは、また次回なんである。

沈むオレンジの太陽

※少年野球「晴耕雨読」から転載。

今晩のうちに書いておこうと思う、今日のオレンジボールブログ。明日からは宮前春季が始まっちゃうからだ。結果はiPhoneからアップしたように5:1の完敗であったけれどもね。

昔千葉マリン球場で関団連という大会で、人工芝のグランドを踏んだことがあったけれど、少年野球場でこいつに出くわすとは思わなんだ。ボールが弾まない上に、下地の問題か、イレギュラーバウンドが激しい。横道に逸れるけれど、WBCでは日本のプロは人工芝に慣れきってしまっているが、大リーグ球場はほとんどが天然芝らしい。このへんに明暗が分かれる可能性もあるという。(某スポーツ紙ネット版より。サムライなんだから天然芝や土の匂いは身にしみているはずだ。大丈夫さ!)
本塁からレフト線を眺めてみた。アレレ?
遠目には白線はラインカーで石灰が引いてあるのかと思いきや、白いラインのところだけは白い人工芝が張られていたんである。ナルホド....。(クリックでアップの写真に)


慣れない電車通勤のせいか、または慣れない人工芝のせいか、はたまたこれが実力なのか、シートノックではポロリの連発。対して葛飾アニマルズのショート君は凄かった。Aチームでも十分通用するスーパー3年生。バリバリの6年生をA3からA4サイズに71%に縮小コピーしたような子だった。


うちのエースRuiは良く投げきったと思う。2回、4回の下位打線6,7,8,9番には8打者に対して1個の味方エラーを除いて7個の奪三振。上位打線からも3個奪っている。しかし、相手投手も重そうな球を投げる豪腕投手で、1,2回は打者7人に対し1個の死球を挟み、6者全て連続空振り三振。相手投手を褒めるべきか、うちの打線の不甲斐なさを嘆くべきか。



うちは実力の半分も出せないまま、2安打のみの1点。(2安打とはいえ、筆者のサービス記録。プロ並みに厳しくつければ1個の内野安打だけであった)葛飾アニマルズは例のショートで主将のK君が3打数3安打3得点で大活躍、さんざんな目にあった。3番A君も2の2、スリーベース1、4番Y君は2打点...。序盤は抑えていたものの、中盤から打たれてしまったんである。
しかし、東京の強豪に対してフシギとボロ負けしたという感覚はない。
小さい子たちにはとても良い経験になったはずだ。
オトナの都合だが、宮前代表で出場している以上、宮前連盟には申し訳ない思いであるが。


試合後、春を感じる公園の植え込みでふと足が止まった。
何の樹だろうか?
上から見下ろしていたら、ムクムクとある連想が頭に浮かんだ。これって、北海道とかの並木のジオラマ、ミニチュアみたいだなあと。あと一週間もすればミニミニ桜が満開になったりしたら楽しいだろうな。


おお、そう言えば更に妄想が膨らむ。
確か「冬のソナタ」にもこんな並木道があったはずだ。ハワイのマカデミアナッツチョコのお土産くらい甘ったるい、ヨン様の笑顔が思い浮かぶ。冬ソナロードとか言う、これこれ。


速攻ローアングルで撮ってみた。
いたいた、例の二人が。まるで「不思議の国のアリス」のようだった(^-^)


電車を乗り継ぎ、ホームグランドへ帰還。
夕方まで明日からの春季大会に切り替えての練習。日が長くなったなあと実感。今日はバイクじゃないので帰り道は久々の徒歩でとぼとぼ帰る。地元を流れる「有馬川」を渡った時、ちょうど夕日が沈んだ頃合いの夕まぐれに出くわした。iPhoneで撮ってみる。


橋を通り過ぎようとしてふと、再度西を見てみる。我が目を疑った。
そこには鈍くオレンジボール色に沈むオレンジボール太陽があったんである。

2013年3月14日木曜日

映画「サンドストームゲーム」

※少年野球「晴耕雨読」から転載・秀才・バカシリーズ。


近日ロードショー決定。パラマウント映画、レオナルド・デュカプリオ、スカーレット・ヨハンソン主演「サンドストームゲーム」

2029年近未来のニューヨーク。電磁浮遊自動車を運転するマイケル・ファーガソン(=レオナルド・デュカプリオ)はフィフスアベニューを左に折れセントラルパークに入った。鬱蒼とした森の奥で車を降りたマイケルは大きな樹の下に花束をそっと置いた。今日12月8日は3年前にここで暴漢に襲われて命を奪われた美貌の妻ジェニファー(=スカーレット・ヨハンソン)と息子ジョーイの命日だった。ふと奥に目をやると陽の射さない苔の中で光るものをみつける。手に取ってみればそれはかつて妻が指にはめていたリングだった。驚きながらもリングの裏を見てみるとそこには「 Frank Lloyd Wright」の刻印が。「フランク・ロイド・ライト?なぜ?」F・ロイド・ライトと言えばこの近くに彼の設計によるソロモン・R・グッゲンハイム美術館がある。マイケルは取り憑かれたように車に乗り、ダコタアパート前を抜けてやがて右折グッゲンハイムへ。

逡巡しながらも順路に従いエレベータで最上階へ。巨大な吹き抜けの螺旋状のスロープをゆっくり下りながら壁に掛かった絵画を見るともなく見ていたマイケルは、ひとつの絵に吸い寄せられた。その絵は高名な画家が描いたものだったが、茶色い砂嵐の中で女と子どもが佇んでいる構図であった。マイケルは我が目を疑った「ジェニファー!」そこに描かれていたのは3年前に死に別れた妻と息子に瓜ふたつの姿であった。しかもジェニファーの指にはマイケルの手の中にあるのと同じリングが光っている。それはただ光っているだけではない。絵画の中に本物が埋め込まれていたのだった。マイケルは絵の中のリングを抜き取った。

その時だった。
「マイケル!」はるか一階から自分の名を呼ぶ女の叫び声がした。螺旋状階段を振り返り吹き抜けの階下を見下ろすマイケル。そこには自分を見上げるジェニファーがいるではないか。
「ジェニー!?本当に君なのか!」唖然とするマイケル。
「マイケル、早く来て。今すぐ私と一緒に行くのよ。あの子、ジョーイを救いに行かなければならないの、今すぐ!」
彼の手の中の二つのリングが熱を帯び始めやがて赤銅(しゃくどう)色に輝きだす。同時にグッゲンハイムの螺旋スロープが反時計回りに回転し始めた。螺旋の中心に吸い込まれていくマイケル。ジェニファーの元へ落下していき記憶が混沌とする。

気がつくと見慣れない風景が目の前にあった。そこは砂嵐(サンドストーム)の世界だった。
砂粒が頬に痛いほどの強風の砂嵐が一年中吹き荒れる2013年の日本。どうして自分が日本にいるのか、思考が追いつかない。
「マイケル、こっちよ、早く!ジョーイのいる所へ」
いつの間にか、胸元が大きく開いた黒い革ジャンに革パンツ姿になっているジェニファーに手を取られて、マイケルは走り出した。

そこでマイケルが見たものは、日本の川崎という都市で砂嵐の中、ベースボールの試合をしている少年たちの姿だった。
目を凝らすと縦縞ユニフォームの日本人の子の中に、愛する懐かしい我が子の顔を確認したマイケルは叫んだ。
「ジョーイ!おまえなのか?パパを覚えているか。ジョーイ!」
駆け寄るマイケル。
しかし、ジョーイがボールを打った瞬間砂嵐にかき消されるように、愛息の姿が徐々に崩れていくのであった。
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レオナルド・デュカプリオ、スカーレット・ヨハンソン主演、19億ドルをつぎ込みCGを駆使した超大作「サンドストームゲーム」
この映画の序盤のストーリーをかいつまんで書き出してみた。この映画の続きを観てみたいと思いませんか?

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むふふふふ.....。(^-^)
見事に騙された人は今すぐ手を挙げて下さい。
そうです、そうなんです、ラファエル・フェルナンデス、アンデス山脈は危険ナンデス。

上記の映画「サンドストームゲーム」は全くこの世に存在しないわけで。
全て筆者の「思いつき」で構築したストーリーなのだ。俳優の人物名や場所建物の名前、ニューヨークの地理的配置のみが事実であって、内容は全くの筆者の創作なんである。デュカプリオはすでに地球環境保護活動に専念するため、俳優業を当分休業しちゃってるし。

自分で創作しておきながら、思わずこの映画観てみたいと思っちゃった。

なぜこんな超ロング・アホな前フリを書いてしまったか。
日曜の対フォルコンズ練習試合が、ご存知「煙霧」という砂嵐の中で行われた印象が強すぎて、その試合詳報を書く前にフト頭によぎったのがこのストーリー。「砂嵐」「SF」「ニューヨーク」と俳優の配役だけ決めて、書き始めたら筆が止まらなくなっちまった。つるつる次から次へ頭の中でお話が展開する。終盤のニューヨークから日本に舞い降りるシーンは、さすがにあまりに唐突すぎて、いただけないけれど。ここでネタバレした貴兄も多いだろう(^-^)

やっといつもの少年野球「晴耕雨読」ブログなんである。....試合詳報...?いつものように文章を書くつもりだったが....。
しかして、筆者の頭の中の充電池はすでに残量12%に激減。あわててUSBケーブルで頭とコンセントを繋いでみても、この深夜とあっては時すでに遅しの感あり。
であるからして、文章抜きで写真だけでブログアップするという、少年野球「晴耕雨読」史上初の愚挙を許されたし。

結果は7安打と3安打で5:3の僅差でフレンズの勝ち。
こちらがリアルな「サンドストームゲーム」なんであった。
では以下に写真のみ掲載(^-^)/////




2013年3月12日火曜日

幸楽円球場にて

※少年野球「晴耕雨読」から転載。

とってもせで、
とにかくしくて、
まあるいになって、最後は歓喜の輪になった。

試合終了直後、スコアブック片手にカメラを放り出し、グランドに躍り出た筆者は、自然の成り行きで28番Nishinakaさんと男同士抱き合って喜んだ。その飛び出した拍子に偶然カメラのシャッターを間違って押していたらしい。自宅のMacに取り込んで初めて気がついた。画面いっぱいに写った画像は、野球に厳しい代表が拍手をしながら喜び、満面の笑顔で立ち上がった瞬間であった。

オレンジボール東京本大会。幸楽円ならぬ、後楽園少年野球場。文京区、前日WBCの大花火が打ち上がったあの東京ドーム横にある少年野球専用球場である。全くもってWBCの再現を我々が演じるとは、この時点では誰も知る由がない。グランドの土の質感が素晴らしかった。粒子の密度が高く、しっとりふわふわ、雲の上を歩いているような感触。または洗濯時にソフラン1本まるごと使い切って仕上げたバスタオルのようだ。

話は前後しちゃう。ここへ来るまでの道のりは、朝7時に有馬集合し、電車を乗り継いではるばるやって来た。クルマの案もあったけれど、万一遅刻でもしたら宮前代表として来ている以上、宮前連盟の顔に泥を塗るわけにはいくまいとの配慮で、時間が計算出来る電車移動になったようだ。我々オヤジ連中はこの程度の距離の電車移動は日常茶飯だから平気だが、慣れない子や母たちは復路ではかなり疲れきったようだった。

初戦相手は地元文京区の、東京でも屈指の強豪らしい「茗荷谷クラブ」
いやはや人口密度を考慮すれば自明の理とは解っていつつも、いざ選手の背番号を見て驚いた。「74番」の子。メンバー表を見れば77番まである。筆者聞くところによると、都内では1学年で1チーム作れるところもあるそうだ。比して我が有馬フレンズ。3年生以下は大会登録ギリの11名ジャスト。試合前の集合ではその差歴然というもの。
なんだか、開き直ってしまえばやおら楽しくなってきた。しかし、オトナの事情で宮前代表である以上「恥ずかしい」試合だけはしたくない。反して子らにはオトナのメンツなんて糞喰らえ的に伸び伸び野球をやって欲しいとも思う。

ここからは新聞記者ふうに試合詳報なんである。
初回Fの攻撃は簡単に2死を取られたあと、3番Yuiが二遊間を抜けるヒットで出塁すると、続く4,5番は四球で歩き、WPがらみで先制の1点をもぎ取る。更にKohkiのセンターオーバーの2点タイムリーで計3点。最高の滑り出し。

1回、2回裏のMクラブの攻撃はFのRuiの7打者に対し4奪三振の快投、WBC広島マエケンに肉薄する素晴らしい内容。しかして3回裏、先頭打者三振に獲るも代打9番打者に対し痛恨の四球を献上してしまう。一見泰然自若(たいぜんじじゃく)に見えるRuiだが実は繊細な神経の持ち主。一旦走者を出してしまうとどうしてもランナーを気にしてしまい、結果次打者にも連続フォアボール。盗塁、失策、適時打がらみで3失点。結果振り出しに。

続く4回Fの攻撃。主審からこの回で最終回とのコール。オレンジは最高5回または1時間で終了である。初めの打者Hjimeは三振。しかしこの日2本目の安打で出塁したAyutoが相手エラーに乗じて本塁を陥れることに成功。ふたたび1点のリード。

この回を無失点で抑えれば勝てる。
ところがセオリー通りにいかないのが少年野球の常。2個の連続エラーと2本の安打で土壇場に同点に追いつかれてしまった。
この4回の攻防にはひとつ記者が感動した場面がある。
連続安打とダブルスチールで一死2,3塁。ここで失点すればサヨナラ負けである。1番バッターに2ボールナッシング。間髪入れずNishinakaコーチが代表に何やら小声で話したのち、キャッチャーKohokiに立って捕球するよう指示。
なんと敬遠満塁策をとったんである。プロならいざ知らず少年野球では、増してや3年以下の野球では滅多に見られない作戦である。1番打者を歩かせて一死満塁とした。前進守備の内野は来た球は何も考えず本塁へ送球すればいい。2番打者の打球はサードゴロ。三塁手Shougoは躊躇せず本塁へ送球....審判のコールは「アウトッ!」ホースアウト完成、ツーアウトである。記者、じんわり鳥肌が立ったのは言うまでもない。最後の3番打者をセカンドゴロに仕留めて最終回を同点で終了。

審判のコール。「特別延長に入ります!」
記者いや、スコアラー始め両軍ベンチが慌ただしく動きはじめる。無死満塁でゲーム再開である。
3番に座ったYuiが目の覚めるような痛烈左中間を破る2点タイムリー。4番Shougoがライト線へ高々と上げる犠牲フライで、3塁走者Ruiがきっちりタッチアップでホームイン。このチームの半数は「タッチアップ」の意味すら知らない子の集団であるにもかかわらずお見事。更にダメ押しは5番Yuutaがレフトオーバーの大飛球を放ち、Yuiが悠々のホームイン。一挙4点を奪取。

特別延長ルールには、息子がいた頃現役オヤジだった筆者には苦い想い出がある。
どんなに点を獲っても油断してはいけない、危険な空気を孕(はら)んでいるのが特別延長だ。息子の時代のあの時、9回までもつれた特別延長を制していれば神奈川県大会で優勝し、上部全国大会へ行けたはずなのだった。

しかして結果は、最小1失点のみに抑えてゲームセット!
8:5で勝利した。一時薄氷を踏む展開だったが、終わってみれば歓喜の渦。試合に出てない4,5,6年の子の母たちですら涙ぐんでいた。十数年前の「特別延長」のシーンが胸に去来する。これだから少年野球コーチはやめられないのだ。

ベストプレイヤーは春季大会直前にもかかわらず小さい子の応援に駆けつけた4,5,6年生も含めてチーム全員にあげたい。
Aチーム主将6年Takuto曰く「俺たちのAの試合を低学年がいつも応援してくれてんだから、今度は俺たちが応援する番だもの」この言葉に筆者胸にグッときてしまったのであるが、Suekiコーチの弁は「言葉を替えれば、Takutoはグランドに残って練習するより、東京へ行ってみたい」という単純な理由(?)、なのかもしれない。いかにもフレンズらしい。

全員の他にベストプレイヤーは以下のとおり。もの凄い数だ。
Kyou=初回のMクラブ先頭打者の強烈なセンターライナーをスライディングキャッチで見事アウトにした。これでうちは一気にヒートアップ。
Kyousuke=普段練習では10球中1球しかフライが捕れないにもかかわらず、レフトフライをなんとか捕球し親たちから拍手喝采を浴びた。
Rui=主将としてエースとしての重圧に打ち勝ち、見事に冷静にタッチアップを決めた。
Yuuta=特別延長で貴重なそして痛烈なレフトオーバータイムリーを放った。
Kohki=先制2点タイムリーの二塁打でチームに勢いをつけてくれた。
Yui=3の2。特別延長では試合を決定づける2点タイムリーツーベース。
Ayuto=まさかまさかの2打席連続安打、1得点にからんだ。
Shougo=不動のサードで4番(?)見事に犠飛を打ち、1四球1犠飛、1打数1安打。記録的には打率10割。

我々オトナはこんなに素敵な思いをさせてくれたこの子ら全員に感謝しなくちゃなんである。

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今日、仕事で大宮へ。午後のあの時間、大宮ルミネで「3.11黙祷」の館内放送があった。
忘れてならじ、あの天災。
忘れてならじ、あの人災。
正直「あの日の記憶」が薄れゆく自分がいたことに自責の念。
今日のこの日。今一度心に刻んでおきたい。

がんばれ東北 「心のチカラ」
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2013年3月4日月曜日

6年最後の野球


※少年野球「晴耕雨読」から転載
ローカル大会とはいえ、6年生にとっては小学野球の最後の大会である、南部リーグ。宮前区南部にあるチームが一堂に会するもので、6年生の慰労を兼ねた親睦の色合いが濃い。大会はすでに昨年終わったけれど、閉会表彰式後の全チーム紅白戦がまだであった。これはここ2,3年前から幹事チームの発案で始まったもの。その紅白戦が先日の日曜に開催された。現役フレンズはグランドがなくブルーアローズと合同練習に行ったため、筆者は西有馬ドームでこの南部リーグイベントをのぞいてみることに。

超小学生級の大型選手から小粒でもぴりり系の子どもらが、うじゃうじゃ試合をやっている。アリコ、ヤング両軍監督とも全員を打席と守備につかせることに神経を使っていたが、二人とも楽しそうだった。

アリコ・フレンズ・フォルコンズ・レッパの連合軍を指揮するはアリコHaradaさん。プロ野球春のキャンプレポートをしに来た張本勲のような貫禄と風貌。久々に会ったフォルコンズのFukumotoさんも。今年はKomatsu監督の勇退に伴い新監督に就任した若き「永遠のハーレーライダー」なんである。

うちのInoueコーチもTakumiが卒業に伴っていよいよフリーのOBコーチとなる。チームや子どものために、個人で選手らをいろんな所へ連れて行ったりもした。高校野球神奈川県予選へ連れて行ったりとかとか。Takumiのユニフォーム姿もこれで見納めか。ギャラリーの母らに促され3塁塁審オヤジとサード息子のツーショット写真を狙った。母Shinobuちゃんの肩越しに写る息子写真も。このShinobu母のフレンズへの貢献度も計り知れないものがある。大変な責務をいつもニコニコ悠然とこなし、母たちのチームワークをハートとハード両面でまとめてくれた。
Inoue夫妻に感謝である。今までお疲れさま。

さすがは皆6年生、野球になっている。打球や送球のスピードが5年以下のチームとは格段に違うわけで。見ていて気持ちいい。でもちょっぴり中学生になりつつあるオトナにも近い時期だ。どこかクールに冷めていて小学生らしい無邪気な子どもっぽさが消えつつある空気感が漂う全選手たちであった...と感じたのは筆者の穿った見方だろうか。

右から....。
夜になるとスナックShinobuを自宅で開店し、酔っぱらいフレンズオヤジどもをニカニカ笑いながら温かく迎えてくれるShinobu母。決して逃走中の指名手配犯ではない。
沖縄からここへ移住しフレンズでは3人のキャッチャーを育てた(育てている)Akane母。4人目の子は女の子でやっと1歳になったばかり。彼女も名母マネの呼び声高い。
こちらも男子3人を女手で育てあげたHUkae母。若い頃はプロカメラマン(助手?)の経歴を持ち、今は生保所長のバリバリ働くウーマン。土日仕事で中々チームに来れないこともあったけれど、車出しなど一生懸命頑張ってくれた。
4人目は...。ん、誰だこいつ?!
Akaneちゃんのダンナ、Tetsuo、通称「てっちゃん」であった。
人は外見で判断しては、いけないルージュマジック♪。このオヤジもハートが気持ちいい優しいヤツなんである。決して逃走中の指名手配犯が捕まり、刑期を終えてムショから出て来た組の鉄砲玉とかではない。鉄砲玉ではないが、弾丸小憎みたいではある。

ゲームセット。
最後はみな和気藹々、握手をしてラグビーで言うところのノーサイド。
もうすぐ中学生だね。宮前少年野球で培った「心のチカラ」を忘れずにみんな頑張ってほしい(^-^)/

2014年有馬神明社初詣

2014年有馬神明社初詣
2014/01/05

2010年7月11日30周年記念式典にて